ベースのセッティング

スタジオにて「ベースの音を出す方法」を紹介します。
(スタジオによって機材などが異なるため、分からない場合には店員さんを呼び、セッティングしてもらいましょう!)

準備しておくもの

  1. ベース本体
  2. シールド(3m以上)
  3. ストラップ(立って弾くため必要)
  4. チューナー(ペダル型推奨)

スタジオでもレンタル可能ですが、ライブ本番ではレンタルを行っていませんので、全て揃えておきましょう。

シールドについて

シールドはジャックのタイプと長さを選べます。

  1. S-L(片方がL型)になっている方がベースから抜けづらいためおすすめです。
  2. 長さは3mがおすすめです。(広く動きたい方は5m)
  3. エフェクター(ペダルチューナー)を利用する際には+1本が必要です。(エフェクターとエフェクターを繋げる際にはパッチケーブルが便利です。)

ベースアンプについて

  1. Ampeg(アンペグ)
  2. MARKBASS(マークベース)
  3. Hartke(ハートキー)

ベースアンプに関しては、メーカーが多くあり、メーカーの中にも複数のモデルがあります。またスタジオによって置いてあるアンプが異なるため、毎回違うアンプになるケースも多いです。

今回は、MUZYXで使用しているライブハウス(新宿ヘッドパワー)で使われている「Ampeg」を例に紹介します。

※ベースアンプによって表記や位置が異なりますが、以下ポイントを抑えておけば分かるように分かりやすく解説しています。

【ベースアンプ】音の出し方

  1. アンプのコンセントを差す
  2. シールドを差す
    シールドの片方をベース本体に、もう片方をアンプの「INPUT」に差し込む
  3. マスターボリュームを0にする
    つまみが上がってる状態で電源をつけると壊れる危険性アリ
  4. 電源を付ける
    POWERをONにします
  5. 音の調整
    GAIN・BASS・MID・TREBLEを「12時🕛」
  6. 音量
    ・ベース本体の音量はMAXにする
    ・右手でベースを弾きながら、左手でMASTERを少しずつ上げる

※Equalizerはノータッチ(全て真ん中)でOK!
※ボリュームは控えめにしておき、演奏しながら調節しよう!

【音が出ない場合は】

  1. 「mute(消音ボタン)」が付いていれば、ONになっていないか
  2. アンプの電源・コンセントは差さっているか
  3. ベース本体のボリュームはMAXになっているか
  4. シールドはちゃんと差さっているか

音が鳴らないからといって、ボリュームを上げすぎない!!
急に繋がって爆発音と共にアンプが壊れることがあります。

覚えておくべきつまみ5選

ベースアンプにはいくつかのつまみが付いていますが、その中でも覚えておきたい5つを紹介します。

どのベースアンプも「12時🕛」が1番いい音が出るように作られているため、基本的にはどちらも12時にしておけばOK。

慣れてきたらつまみの設定をいじって、音の違いを探してみましょう!

つまみ名称 効果 おすすめ
音域調整 BASS 低音域 12時🕛
MIDRANGE(MIDDLE) 中音域 12時🕛
TREBLE(HIGH) 高音域 12時🕛
音量関係 GAIN(DRIVE) 出力 12時🕛
MASTER(VOLUME) 音量 少しずつ調整

各つまみ・スイッチまとめ

基本的にこれらのつまみ・スイッチは特別な音作りをする際に使うもので、変に使うと音のトラブルになりかねないため、初めの内はOFF(触らない)でOKです。

効果 おすすめ
BRIGHTスイッチ 超高音域 OFF
-15dBスイッチ アクティブベースの場合に OFF
ULTRA HIGHスイッチ 超・超高音域 OFF
ULTRA LOWスイッチ 超低音域 OFF
FREQUENCY 「MIDRANGE」にて調整する音域 3
TUBE GAIN 電圧の調整 0
MUTEスイッチ 消音スイッチ。ONにすると音が完全に出なくなる。 OFF
EQスイッチ 右側にあるEQのON・OFF OFF
EQスライダー 音域を細かく調整できる -0-

ベースおすすめエフェクター

基本的にベースはエフェクターが無くてもアンプだけで良い音が作れます。

ですが、その中でも持っておくと便利なエフェクターをいくつか紹介しますので、興味があるものがあればチェックしてみてください。

(エフェクター1つに付き、シールド+1本が必要です。)

EBS MultiComp

こちらのマルチコンプレッサーは、ベースの定番エフェクターです。

コンプレッサーとは、音量の強弱を整える機能で、大きく出てしまった音を抑えて、小さい音との差を狭めることができます。

特にベースの指弾きでは、人差し指と中指の強さを一緒にするのが難しく、どうしても1つ1つの音量にバラつきが出てしまいます。

ベースは重低音の役割があるため、一定の音量が出せると聞いている方も気持ちいいですし、こちらは使っただけで上手くなったような気分にもなれる優れものです。

また、設定でドンシャリ(高音域・低音域をブースト)させることもできるため、スラップフレーズにもより引き立たせることができるため重宝します。

ペダルチューナー
ROWIN  / LT-910 Silver

ライブにて持っておきたいのが「ペダルチューナー」です。ペダルを踏んでON・OFFを切り替えることができるため、MC中などにサッとチューニングすることができます。

ペダルタイプとしては非常に安く、コンパクトで持ち運びやすいデザイン。変則チューニングやダウンチューニングなどにも対応しています。

クリップタイプのチューナーでは外音も拾ってしまうためライブには不向き。今後もライブをやるなら持っておきたい必須アイテムです。