ドラムのセッティング

スタジオにて「ドラムのセッティング方法」を紹介します。
(スタジオによって機種などが異なるため、分からない場合には店員さんを呼び、セッティングしてもらいましょう!)

準備しておくもの

  1. スティック
    スタジオでも購入できます。(1セット1,000円程度)折れた時の予備もあると◎

※ドラムセットはスタジオに常備されているため、予約の必要もなく無料レンタル出来ます。

ドラムのセッティング

各ドラムの高さ・位置・向きを変えることができます。セッティングの順番はこの通りになります。

  1. スローン(椅子)
  2. スネア
  3. ハイハット
  4. 全体の調整

場合によってドラムがバラバラに崩された状態になっていることがあります。

もし初めての時にそうなると時間が足りないので、店員さんを呼んで「ドラムのセッティングをお願いしてもいいですか?」とお伝え下さい。

1、スローン(椅子)

まずはスローン(椅子)に座って高さを調節しましょう。
いつも練習している通りの高さでOK!
ネジを緩めて調節できるタイプか、椅子を回して調節するタイプもあります。

2、スネア

スネアの横にはストレイナーというレバーが付いており、こちらを切り替えることで叩いた時の音が変わります。

  1. 「ポンッ」と太鼓のような音
  2. 「タンッ」とキレのある音

の2種類があり、スネアは「タンッ」というキレのある音を出したいので、叩き比べて調節して下さい。

3、ハイハット

ハイハットは2枚のシンバルが重なっており、ペダルを踏むことで閉じたり(クローズ)開いたり(オープン)させることができます。初めは緩んでいる場合が多いため調節しましょう。

セッティング方法は以下の手順で、オープン時(ペダルを離している状態)にシンバルの間が1cmほど開く位置で固定します。

  1. シンバル上のつまみを緩める
  2. ペダルを踏むと上部の棒が上下するので、1cmほど下がるまで踏む
  3. 踏んだ状態でシンバル上のつまみを閉める

4,全体の調節

基本的に、それぞれのドラムには2、3つのつまみが付いており、高さ・長さ・向きを変えることができます。

ハイハット・スネアの調整が出来たら、実際に座って叩いてみて、不具合があれば調節を行いましょう。

高さや長さは人それぞれ。向きに関しては、自分側に向かせてあげると叩きやすくなります。

※フロアタムは3本足

フロアタムだけは3本足で固定されており、こちらで高さや向きが調節できます。

※バスドラムが外れている場合

場合によって、バスドラムとペダルが外されていることがあります。

仕組みとしては、上記画像のように、ペダルをバスドラムに挟んで(かませて)、ネジを締めて固定しています。(ネジはペダル右に付いていることが多い)

以下の動画も参考に、分からなかったら店員さんを呼びましょう。

※つまみが固い時のコツ

稀に、つまみがガチガチに固く締まっている時があります。そんな時には、スティックで挟んで、テコの原理を使うとカンタンに回ります。
⚠️締める際には使わないで下さい!

生ドラムを叩くときのコツ

  1. バスドラ>スネア>ハイハット
    音量バランスは上記の通り。生ドラムでは特に気にしてみてください!
  2. 真ん中と端っこの違い
    電子と違って叩く場所で音が大きく変わります。どこを叩くのがいいのかはケースバイケースなので、まずは音の違いを感じて、「この場面ならここが合うかな」など考えながら叩いてみましょう。
  3. クラッシュは音止める
    クラッシュシンバルは叩くと残響が残ります。叩いた後に静かになる場合には、手で触れて音を止めてみましょう。