コードの作り方
一般的なコードを覚えてきましたが、コードにはある法則があり、こちらを覚えておくことで全ての音階のコードを一発で簡単に弾くことができます。
前半・後半に分けて紹介していきますが、こちらをご覧になることで、一日で60ものコードを簡単に覚えることが出来るようになるので、さっそく見ていきましょう!
Eの場合
まずEとFについておさらいしましょう。EからFを押さえるには、Eから「半音上げる」ことでFになります。
【C・C#・D・D#・E・F・F#・G・G#・A・A#・B・C】
6弦の開放弦がEですが、その開放弦から半音(1フレット)上げた6弦の1フレットがFになります。
そして、これはコードでも同じことが言えます。両方のコードを見てみましょう。
一見バラバラに見える2つのコードですが、実は押さえているカタチ自体はまったく一緒。
カタチはそのままにEを全て1フレット下げた状態であることが分かります。
押さえるフレットを数字化して見ると一目瞭然ですね。
Eのフレットに全て1(半音)を足すと、Fになるという法則になっています。
全ての音階に対応できる
これはEとFだけでなく、この押さえ方のままフレットを上げていくことで全ての音階を弾くことが出来ます。
Fからさらに全音(2フレット)上げればGになりますし、さらに全音上げればAになるわけです。
Aでも同じことが言えます。
続いてAとBを見てみましょう。こちらも、押さえ方のカタチは一緒で、Aのフレットを全音(2フレット)上げた状態になっていることが分かります。
こちらも同じカタチでさらにBから半音上げればC、もう半音上げればC#とコードを作っていくことができます。
どんな時に使う?
例えばGコードの場合、通常で覚えた元のGの押さえ方もありますよね。
この場合どちらの押さえ方でもGの音が鳴りますが、通常では右側の通常のGコードの方が押さえやすいと思います。
しかし、こんな時にはこの押さえ方を使うことがあります。
- ロック系のフレーズ
このE・Aを元にしたコードの押さえ方にすると音がハッキリするので、ロック系などでは簡易コードを使わずこちらのコードを使うことが多いです。 - #(♭)
#(♭)の音階は簡易コードがありませんので、こちらの押さえ方をします。
これから楽曲に挑戦する時には多く出てきます。
使うのはE・Aだけ
EとAのコードに関しては、そのカタチのままフレットを上げていけばコードが作れますが、その他のコードでは基本使いません。
例えばCコードをカタチそのままにフレットを上げてみると、指が足りなくて押さえられないと思います。
なので覚えておくのはEとAの2つのみ。このEとAをズラしていくことで全てのコードが押さえられるということを覚えておきましょう。
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