シャープとフラットについて
音階はドレミファソラシ(C・D・E・F・G・A・B)が全てではなく、シャープ(フラット)も紛れ込んでいます。
シャープ・フラットとは、
- #(シャープ)半音上がる
- ♭(フラット)半音下がる
Cシャープなら「Cより半音高い音」、Bフラットなら「Bより半音低い音」という意味になります。
黒い鍵盤がシャープ(フラット)
分かりやすいようにピアノの鍵盤で音階を見ていきましょう。白い鍵盤には順番に「ドレミファソラシ」と並んでいます。
しかし、鍵盤には間に黒い鍵盤もありますね。つまり、ドの次はレではなくド♯ということになります。
この「ドとド#」の間には半音の差があり、レに行くには「半音を2つ上げた音階」となります。
ここで覚えておくべきポイントを3つ紹介します。
黒い鍵盤には2つの呼び方がある
ドから見た時には「ド#(ドの半音上げ)」ですが、レから見た時には「レ♭(レの半音下げ)となります。
黒い鍵盤には#と♭の2つの呼び方があることを覚えておきましょう。
半音が2回動くことを1音(全音)という
ドから見た時にレは「半音を2回上げた音階」ですが、この半音2つ分の差を1音(全音)と呼びます。
ミとファ・シとド
例外として、ミ⇔ファ・シ⇔ドの間には黒い鍵盤がありませんので、半音の差しかありません。つまりミを半音上げると「ミ#」ではなく「ファ」になります。
まとめると、
- ドとレの間には「ド#(レ♭)」の音階がある
- その間の差を「半音」という
- ミとシには#の音階がない
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