自宅で出来るボイストレーニング!音を出さずに練習できる21の方法

自宅で出来るボイストレーニング!音を出さずに練習できる21の方法

「自宅で気軽に歌の練習がしたい!」

今では「ひとりカラオケ」も流行っていますが、毎回カラオケに行くのはちょっと面倒くさいし、その度にお金もかかりますよね。

自宅で気軽に歌の練習が出来たらどんなにいいだろうと思うことがあると思います。

ただ、実際にボイトレに通って行うトレーニングの中にも、大声を出さずに自宅で出来るような効果的なボイトレ法はたくさんあります。

 

そこで今回は自宅で出来る、あらゆる21ものボイトレ法を集め、それらを大きく6つのジャンルに分けて紹介しています。

  1. 目的別ボイトレ
    音程・リズム感・滑舌など、あなたが改善したいものに合わせた練習
  2. 発声練習
    何曲歌っても疲れずに高い声を安定して出せるトレーニング
  3. 準備
    歌う前に役立つ、事前に準備しておける方法
  4. 筋トレ
    プロも実践する、歌うために必要な筋力トレーニング
  5. グッズ
    自宅ボイトレに役立つおすすめグッズ
  6. レッスン
    ビデオ通話を使って自宅で気軽にできるオンラインレッスン

実は自宅でできるボイトレはこんなにあり、さらに高い声を出す練習や声量アップのトレーニングまで出来てしまうんですね。

 

スポーツでもダイエットでもそうですが、ボイトレは「継続」することがとっても大事です。

ですが、やればやるほど上達していくので楽しみながら出来ますし、場所も時間も気にせず好きな時にできるトレーニングをまとめていますので、取り入れられるものがあれば是非毎日の習慣にしてみて下さいね!

それではさっそく紹介していきましょう!

自宅でできるボイトレ法!目的別

「歌が上手くなりたい」と一言で言っても、人によって悩みは様々。

「とにかく高い声を出せるようになりたい!」「音程は取れるんだけどリズム感がない・・・」などなど、あなたの悩みに合わせたトレーニングを中心に行っていきたいですよね。

なのでまずはボイトレの中でも、目的別に分けて4つ紹介したいと思います。

  1. 腹式呼吸
  2. 音程
  3. リズム
  4. 滑舌

ちなみに「1.腹式呼吸」はボイトレの中でも定番中の定番で、多くの人が取り入れることで楽に歌えるようになる効果を実感できるものなので、是非チェックしてみてください。

その他は目的別に、音程が取れない方は2を、歌っていても聞き取れない人は「4.滑舌」というふうに、ご覧になってみてください。

それではチェックしていきましょう。

1、腹式呼吸

普段している呼吸には胸式呼吸(きょうしきこきゅう)と腹式呼吸(ふくしきこきゅう)の大きく2つの種類があります。

胸式呼吸 腹式呼吸
・息を吸い込むと肩が上がる
・筋肉を緊張させる
・取り込める息は少ない
・息を吸い込むとお腹が膨れる
・筋肉をリラックスさせる
・多くの息を取り込める

試しに深呼吸してみましょう。息を吸い込んだ時におそらくお腹は膨らまず肩が上がったと思いますが、普段の生活ではこのように胸式呼吸を行っていると思います。

ただ、歌う時に関しては腹式呼吸を使った方が、たくさんの息が取り込めて、かつリラックスできるためにこんなメリットがあります。

  1. 声量が大きくなる
  2. 歌い続けても疲れずらくなる
  3. 喉を傷めない

自宅でも音を出さずに練習できますので、ぜひマスターしていきましょう。

腹式呼吸の練習方法

まずは姿勢を正した状態で(できれば立って)、お腹に手を当てておきます。

  1. 息を吸う
    お腹を膨らませながら出来るだけ目一杯息を吸い込みます。
  2. 息を吐く
    ゆっくりと吐きながらお腹も凹ませていきます。息は限界まで全て吐ききりましょう。
  3. 1に戻ります。この時には一気に息を限界まで吸い込みます。(お腹も膨らませて!)
  4. 2と同様。繰り返し

イメージとしてはお腹を風船に置き換えてみると分かりやすいですね。息を吸い込むほどにお腹も膨らんでいき、息を吐くほどに徐々に凹ませていく感覚を掴んでいきましょう。

また3.の息継ぎをする時ですが、歌の途中というのは息継ぎの時間がとても短いので、一気に酸素を取り入れられるようにしていきましょう。

コツとしては息を全部吐ききること。お腹を凹ませて息を全部出すとその反動で一気に息を入れることができます。

 

腹式呼吸というのはやってみると分かりますが、普段よりも多く息を取り入れているため、走った後のように息切れして疲れるかもしれません。

初めは1日1分間から、3分、5分と増やしていくようにしていきましょう。

腹式呼吸が自然に出来るようになってきたら、まずはカンタンに歌える歌から実際に腹式呼吸で歌ってみましょう。

2、音程トレーニング

歌の悩みの中でも特に多いのが「音程が取れない」ということ。

カラオケのTV番組を見てもプロはピッタリと音程を合わせられていて憧れますよね。

音程はしっかりと練習すれば誰でも取れるようになっていきますし、大きな音を出さなくとも自宅で気軽に練習することができます。

音程練習

音程を取る練習方法はカンタン。例えば「ド」の音を出して、同じ音を声に出す。これだけです。

まずはピアノやギターなど、ちゃんとした音程が出せる物を用意。無ければ無料のピアノアプリを使いましょう。

  1. 「ドー」と一つの音を出して、同じ音を声に出す
    発声は「ドー」でも「アー」でもOK
  2. 「レー」「ミー」と音を段々上げていく
    どの音階でも同じ音が出せるように練習。逆に音を下げていって低音の練習もしましょう
  3. 「ドレミファソファミレド」と複数音階でも練習
    出来るようになったら半音づつ上げて練習

一つ一つの音階を理解して、実際にその音を出せるように、頭と体で覚えていきましょう。

 

また、ボイトレ教室などでは講師が「この音が違う!」と指摘してくれますが、自分自身ではズレていることに気が付けないこともあります。

そんな時には声の音程を測定してくれる無料アプリがありますので、こちらも使いながら試してみましょう。

音程チェッカー -ボイストレーニングに。音階を表示。

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3、リズムトレーニング

歌において音程と同じくらい大切なのが「リズム感」です。

演奏に合わせてタイミングよく発声すると気持ちがいいですし、「リズムが合うだけで音程が合ってしまう」なんてこともあるので、ボイトレには欠かせない練習となりますね。

リズムトレーニングでは、一定の間隔で音を刻んでくれる「メトロノーム」というものを使います。

Google検索で「メトロノーム」と検索しても出てきますし、無料アプリでもありますので、お好きな方で。

レベル1、表拍を掴む

まずはメトロノームを使い、BPM(速度)を「80」に設定。

「カッ・カッ・カッ・カッ」

とクリック音が鳴ったタイミングで手を叩きましょう。(このクリックが鳴るタイミングを「表拍」と言います)

難しい場合には速度を落として、慣れてきたら徐々に速度を上げていきましょう。

 

また、ボイトレの場合には手ではなく声で合わせられることが重要なので、出来るようになってきたら、今度は手を叩くのではなく声を出していきましょう。「アッ・アッ」でも「ワン・ツー・スリー・フォー」でもOKです。

レベル2、裏拍を掴む

裏拍とは、クリックとクリックの間の部分。「カッ・カッ・カッ・カッ」とクリックと鳴った時の「・」の部分が裏拍です。

(手拍子をしたときに、手を叩いたところが表拍、手を開いた部分が裏拍とも言えます)

この、裏拍を掴むとリズム感がとても良くなりますので、裏拍に合わせて声を合わせていきましょう。

レベル3、動画でやってみよう

表拍、裏拍が分かってきたら、上記動画でリズム感を鍛える練習ができますので、レベル5を目標に声に出してやってみましょう!

全然出来ない場合には

太鼓の達人プラス

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「リズム感が全く無い!」という場合には、なかなか一人でやってても出来なかったり、そもそも意味が分からない!なんて状態だとつまらなくなってしまいます。

そんな時には「音楽ゲーム」がオススメ。

知ってる曲で練習すれば飽きませんし、どこでリズムがズレたのかも「GOOD」「BAD」と表示されるので一目瞭然。ゲーム感覚…というかゲームなので遊びながらリズム感が身につきます。

オススメは、操作がカンタンな「太鼓の達人」ですね。無料アプリならスマホで気軽に出来ますので、まずはイージーモードから試してみてください。

4、早口言葉

最近の売れている曲の傾向の一つとして、早口言葉のような「言葉が詰まった曲」という要素があります。

一つのセクションの中で使われている文字数が多いため、よりハキハキと発音をしていかないと歌詞が聞き取れなくなってしまいます。

そんな滑舌トレーニングとして「早口言葉」。こちらも実際のボイトレで行われますし、道具も何も必要ありませんので場所を選ばずにできる練習方法です。

 

口の動き、下の動きが慣れてきたらだんだんと言葉のスピードを上げていきましょう。

人それぞれ得意な文字、不得意な文字がありますので、特に苦手に感じる早口言葉は重点的に練習をしておきましょう。

また、練習の際にはなるべく口は大きく動かすようにすると、口周辺の表情筋も鍛えられますのでより効果が期待できます。

実際にやってみよう

  1. 生麦 生米 生卵
    なまむぎ なまごめ なまたまご
  2. バス ガス 爆発
    ばす がす ばくはつ
  3. 赤巻紙 青巻紙 黄巻紙
    あかまきがみ あおまきがみ きまきがみ
  4. 赤パジャマ 黄パジャマ 青パジャマ
    あかぱじゃま きぱじゃま あおぱじゃま
  5. 東京特許許可局
    とうきょうとっきょ きょかきょく
  6. 坊主が上手に屏風に坊主の絵を書いた
    ぼうずがじょうずに びょうぶにぼうずの えをかいた
  7. お綾や 親に お謝り
    おあやや おやに おあやまり
  8. 隣の客はよく柿食う客だ
    となりのきゃくは よくかきくうきゃくだ
  9. 裏庭には二羽ニワトリがいる
    うらにはにはにわにわとりがいる
  10. この竹垣に竹立てかけたのは 竹立てかけたかったから 竹立てかけた
    このたけがきに たけたてかけたのは たけたてかけたかったから たけたてかけた

早く言うというよりもまずははっきりと発音出来るように意識して練習していくと、歌った時にも効果が出てきます。

自宅で出来る発声練習

続いてはいよいよ発声(声を出す)練習を行っていきましょう。

発声練習と聞くと大きな声を出すイメージがありますが、こちらの発声練習も音を出さずに自宅でできる方法があります。

自宅で出来るといってもしっかりと土台を作ることができますし、実際のボイトレはもちろんプロも実践しているものなので、効果は抜群です。

気になったものがあれば是非取り入れてみてください。

5、ハミング

ハミングとは簡単に言うと”鼻歌”の事です。口を閉じた状態で鼻歌を歌っている状態が、ハミングをしている状態ですね。

普段何気なくやっているこの行動も、実はとっても良いウォーミングアップになり、更に歌の技術の向上にもとっても役に立つのです◎

やり方は以下の通りです。

  1. 口を閉じて、鼻で息を吸い込みながらお腹をふくらませます(腹式呼吸)
  2. 自分の出る一番低い声から、一番高い声まで、ハミングしながら音を上げていきます
    (肩や首に力が入らない様にリラックスしながら)
  3. 次は反対に、一番高い音から低い音まで下げてハミングしていきます
    (ちなみに、地声と裏声が切り替わる所は気にせず、上下の限界の音まで歌ってみましょう)

下から上まで、上から下までの往復をワンセットとして、まずは3セット行いましょう。

このトレーニングは、声を出す為の”声帯”という部分のストレッチになります。いきなり大声を出してしまうと声帯を痛めてしまう事があるので、こういったストレッチをしながら声帯を温めつつ、少しずつ声量を上げていくのがベストです◎

6、Uh~でハミング

ハミングに慣れてきたら続いて、Uhー(うー)の発音で実際に声を出していきます。やることは全く同じです。先程から行っている、一番下の声から上の声までを、最後にUhと声を出して行っていきます。

この時に意識してほしいのは、リラックスした状態で声を出すこと。そしてお腹に圧を感じながら声を出すという事。喉の奥や肩に力を入れずにしっかり呼吸していきましょう。

こちらは毎日行っていく事によって、声を出した時、息を吐いた時の変化がすごく感じられる様になってきますので、諦めずに頑張りましょう◎

7、ストロートレーニング

ストローを使って声を出していきます。このトレーニングを続けていくと、お腹から息を吐き出すイメージを自然に身につけられる様になり、また息の量自体を増やしていく、声を長く伸ばせるようになる、等のトレーニングになります。

やり方は以下の通りです。

  1. ストローをくわえる
    上下の歯はくっつけず、ストローを噛まない様にして、唇のみでストローをくわえて口の中に空洞をつくります
  2. 数回呼吸を繰り返す
    鼻から息を吸うのではなく、ストローで呼吸をする
  3. 低い声→高い声を出す
    「ハミング」でやったやり方と同じように発声

上記で行ったハミングと全く同じトレーニングですが、ストローをくわえて行うと、先程やったハミングの時より、お腹のあたりがしんどいと感じると思います。

理由としては、ストローをくわえた状態で行うと、胸から上に力を入れる事ができないので、お腹にしっかりと圧がかかってきます。こうする事によって、お腹で支えて息を吐き出す、声を出す、という感覚を身につける事ができます。

喉や肩に力が入ってしまう時は、歯を噛み合わせてしまっているか、力が無駄に入ってしまっている、という事になります。しっかりと空洞をつくり、お腹で支えて息と声を出していきましょう。

8、リップロール

リップロールとは、唇を閉じた状態で息を吐き、唇をプルプルと振動させる運動の事を言います。このトレーニングを行うと、息を一定の量で均等に吐き続ける事ができる様になり、歌う時に息の残量のコントロールをやりやすくなります。

まずは単純に、上下の唇をくっつけて、そのまま息を吐いてみましょう。プルプルプル〜っとなりましたでしょうか?

プルプル震わせる事ができない人は、頬骨の辺りを指でソッと支えながら行ってみるとやりやすくなります。振動を確認できたら、どんな音でもいいので、声にしながら息を吐いていきます。唇は閉じる力だけ込めて、あとはリラックスして行うのがコツ。できるようになるまで行いましょう。

その後は、先程おこなったハミングのトレーニングの、下の声から上の声まで上げて、そのまま下りてくるトレーニングを、リップロールをしながら行います。

リップロールに慣れてきたら今度はカンタンな曲をリップロールで歌ってみましょう。

これをする事により、どんな声の高さでも息を均等に吐き続ける事ができる様になるので、この後に歌を歌うと高音部分もいつもよりも楽に発声できるようになります。

9、タピオカハイトーン

ボイトレYouTuberが紹介して話題になった自宅で出来るボイトレ法「タピオカハイトーン」もオススメです。

こちらは、タピオカ用の大きなストローをペットボトルに差して歌うという方法で、以下のような大きなメリットがあります。

  1. 音域が広がる
  2. 息の量のコントロールを身につけられる
  3. 声が水に吸収されるので音を出さずに歌の練習ができる

歌う時、特に高い声を出す時には息を大きく吐きすぎてしまうことで疲れてしまったり喉を壊してしまったりします。

このタピオカハイトーンを行うことで、息を吐きすぎると水が溢れてしまうので、ずっと一定の息の量で歌うことが出来るので、息のコントロールを身につけられ、高音も楽に出せるようになります。

 

歌う前にタピオカハイトーンをして喉の調子を良く歌うのはもちろん、自宅での日々の練習としても続けていくと効果が出てきます。

やり方

  1. タピオカストロー(10mm以上)
    100円ショップやネットで買えます
  2. 水ペットボトル(500ml)
    水の量を7割くらいに調整
  3. ストローを水に3cmほど差した状態で歌う

準備するものはタピオカストローと500mlの水ペットボトルのみ。

図のように水を減らしたペットボトルにストローを差したら、ストローを咥えた状態で1曲歌います。(発声練習でもOK!)

コツとしては、息を吐きすぎて水がブクブクなりすぎないようにすること。高くて辛くなる部分も、水の加減を見ながら楽に出せるように練習していきましょう。

自宅で出来るボイトレの準備

歌う時には何気なく歌っていますが、プロ歌手は歌う前にいくつかの「歌う準備」を行っています。

少し時間がかかるため、ボイトレレッスン中やカラオケだと時間がもったいないため、是非自宅で行っていきましょう。

10、課題曲を決める

カラオケで歌う時にはその時の気分によって「お好きな楽曲を好きなだけ歌う!」というのが普通だと思います。

ただ、ボイトレの際には歌いたい楽曲を絞っておいた方が上達の比較もしやすくなりますし、「キーが高い曲」「早口な曲」などバラバラにするよりも一つずつ練習することができます。

 

というわけで、練習する課題曲を1曲決めておきましょう。

課題曲を選ぶポイントとして、もちろん自分が歌いたい好きな曲で構わないのですが、あまりにもキーが高かったり難易度が高すぎるなどの「難しすぎる曲は選ばない」ということ。

例えばあなたの歌唱力がレベル3だった場合、いきなりレベル10に挑戦するのは無謀ですし、歌えるようになるまで時間もかかりますし、最悪喉を壊してしまいます。

なのでまずは1つ上あたりのレベル4に挑戦。出来るようになったら5、6と段々と練習していった方が、成果も早く確実に上達していきます。

レベル1つ上の曲の目安としては、「全体的に歌えるんだけど1部分だけ高くて声が出ない」「調子がいい時にはギリ歌える」「歌い終わった後に疲れてしまい、続けては歌えない」という曲が適しています。

11、歌詞を覚える

歌詞を覚える。こちらも上手く歌えるようになる要素の一つです。

こちらはあまり関係ないように思えるかもしれませんが、例えば歌詞カードを見ながら歌うと、下に俯いて歌うことになるので正しく発声できませんし、高いキーも出にくくなりモソモソとなってしまいがちになります。

カラオケに行けば画面に歌詞が出てはきますが、歌う時には「腹式呼吸」「息のコントロール」「姿勢」「音程」「リズム」など意識することがたくさんあります。

そんな忙しい中で「歌詞を見る」に意識を向かわせるのはもったいないですよね。「歌詞を間違えないように歌う」よりも「正しく発声する」方が大事なので、そういったところに意識をいかせるためにも歌詞を覚えていた方が練習もはかどりますし、より感情を乗せて上手く歌うことができるようになります。

 

また、歌詞を読み込むのも大事なポイントですね。この曲はどんな歌なのかを理解することで、おのずと「この曲はどのように歌えばいいのか」が分かってきます。

例えば「さようなら〜」という歌詞があったとして、それは恋人なのか友人なのか、どんな状況で言った言葉なのかでも大きく変わってきます。

そういったところまで事前に準備しておくと、ただ上手いだけの歌でなく、人に感動を与えられるほどの力がついてきます。

12、ブレスの位置を決めておく

「ブレス」とは息継ぎのことを言います。そして、実際のボイトレでもこの「ブレス決め」は必ずと言っていいほど行います。

歌っている途中で息が足りなくなって変なところでブレスが入ってしまうと、聞いていて辛そうなイメージがついてしまいますし、ロングトーンで伸ばしたい所が伸ばしきれないなんてことがないように、全てのブレス位置を事前に決めておきましょう。

そうすることで歌う上で息が足りなくなる事を防いだり、安定した歌唱に繋がっていきます。次のブレスまでに必要な息の量をしっかり補給出来る様になる為の練習にもなります。

 

さて、やり方ですがまずはご自身で選んだ楽曲の歌詞カードを用意します。(手書きでもプリントでもなんでもOK)

続いて歌詞カードに「vマーク」を付け足していきます。このvマークが、ブレスの位置を表します。

【以下例】

v 麦わらの v 帽子の君が揺れたマリーゴールドに似 v てる v

あれは空がまだ青い夏のこと v 懐かしいと笑えたあの日の恋 v

「もう v 離れないで」と泣きそうな目で見つめるき v みを v

雲のような優しさでそっとぎゅっと v 抱きしめて v 抱きしめて離さない v

まずは御自身で一度歌ってみて、どこで息継ぎをしているか等を確認しながら、ブレスの位置を探っていきます。

歌う度にブレスの位置が変わってしまうなど、息継ぎが安定しない方には特にオススメですので、あなたが無理なく歌えるようなタイミングでブレス出来るように決めて歌ってみてくださいね◎

13、録音して自宅で聴く

ボイトレでも重要なことが、「歌を録音して自分自身の歌をしっかりと聞く」ということです。

歌っている時に、自分の耳に入る声と、他人に届く声は全く違うことができます。

大げさに例えるならば、「ジャイアン」の歌は周りからしてみたら騒音ですが(笑)、歌っている本人はとっても気持ちよさそうですよね。

自分の歌を客観視するためにもそうですし、上達の成果を聴き比べることもできますので、カラオケで歌う時には毎回必ず録音をして、自宅などで聞き返すようにしましょう。

 

具体的なやり方ですが、出来れば姿勢なども見たいのでスマホを使って動画で録りましょう。曲は聴き比べるために”同じ楽曲”で録音を行って下さい。

歌い方は以下のように、パターンを変えて録ります。

  • 何も気にせず1回歌う(自然に歌った時の癖をチェック)
  • ブレスを意識して歌う(息の量は足りてるかをチェック)
  • 腹式呼吸を意識して歌う(録ってお腹の膨らみ、肩の上がり下がりしていないかをチェック)

この3パターンを録音、録画する事によって、自分の苦手な所、出来ていない所が浮き彫りになってくる筈です。またこれを繰り返す事によって「客観性」が身についてきます。

この客観性を身につける事ができると、自分で歌を歌っている時に「あ、今ダメだったな」「今上手にできた!」という事が御自身で判断出来るようになります。どうして今だめだったのか、が一人でも把握できる様になり、直す箇所が明確になっていくので、結果的に歌唱力がどんどん上がっていきます。

 

私も実際にもボイトレ講師に「自分の歌を聞いてどこがダメだったと思う?」とよく言われましたが、初めは「何が良くて何がだめなのかわからない」という状態でした。

自分の声を録音して聞いていくことで、歌っている時には気付かなかったことがたくさん見えてきますし、講師から指摘されなくても自分で気付けるようになってから驚くほど上達が伸びるようになりました。

こちらも自宅の時間を使って、たくさん聞いて、研究して、改善していきましょう。

筋トレ

歌はあなた自身が楽器になります。そして、声を出す、歌を歌うには様々な筋力を使います。

筋トレをしただけで歌が上手くなるわけではありませんが、筋トレすることでもっと楽に歌えるようになったり、声量アップや高い声をもっと楽に出せるようになるなどの効果も出てきます。

続いては、そんなボイトレ時に推奨されている筋トレも紹介していきます。

14、腹筋

歌手のオーディション番組などでもよく腹筋を行っているところを目にすることがありますが、ボイトレ時に行う「腹式呼吸」はお腹を使った呼吸法になるため、この時に「腹筋」を使います。

この腹筋を強化することによって腹式呼吸をよりスムーズに行うことができるようになり、また低音域の声も強化することができます。

 

方法としては、まず膝を少し曲げた状態で寝転がり、頭に両手を添えます。

よくある「起き上がるくらいの腹筋」ではなく、肩甲骨を浮かせるくらいで行います。

「1・2・3・4・1・2・3・4」のリズムで、「1・2」で息を吐きながら腹筋し、「3・4」で息を吸いながら戻る、を繰り返し交互に行います。

腹筋を縮めるイメージで、意識しながら行っていきましょう。

15、走る(ランニング)

こちらは肺活量を鍛えるトレーニングになります。

メジャーシーンで活躍するアーティストも走り込みをしているという人は多く、そこからもこのトレーニングに対する信頼感を感じられます。

トレーニングの際のポイントとしては、ただ走るだけではなく、大きく息をしながら「常に息を切らし続ける」ということです。

もちろん速く走ることが目的ではありませんので、自分のペースで構いませんが、常に「ハァ…ハァ…」と息が切れた状態を保ちながら走ることが大切です。

こうすることで肺活量が鍛えられ、一度に取り込む空気の量を増やすことができるようになるので歌う際にも効果が出てきます。

歌っていて息が続かなかったり、ロングトーンが苦手だったり、数曲歌い続けると疲れてしまう人は、まずは一回のトレーニングで30分ぐらいを目安に走ってみましょう。

16、横隔膜の筋トレ

呼吸の筋肉というのは「横隔膜」を上げ下げする筋肉を鍛えるということになります。

そして、歌を歌う際には息を吐く筋肉よりも息を吸う筋肉の方も大事になってきます。

横隔膜を鍛えるおすすめの方法としては、ペットボトルを使ったトレーニングになります。

 

2リットルのペットボトルを口にくわえて、腹式呼吸を意識しながらペットボトルの中の空気を吸っていきます。

うまく吸うことができるとペットボトルがベコっと凹みますので、そうしたら息を吐いてペットボトルを元の形に戻します。

様々な硬さのペットボトルがありますので、最初は柔らかいものを選び、だんだんと楽にへこますことができるようになってきたら硬くしていくとトレーニングの負荷を上げていけますので、実践していきましょう。

自宅で出来るボイトレグッズ

ボイトレや呼吸筋を鍛える様々な便利グッズが売られています。

筋トレや発声練習でも鍛えることができますが、ピンポイントで歌の筋力をつけることが出来ますし、どれもTVやメディアで取り上げられているようなものなので、是非こちらもチェックしてみてください。

17、パワーブリーズ

パワーブリーズは呼吸する筋肉を鍛える器具。

テレビ番組のアメトーークで紹介されたり、B’zの稲葉浩志さんなどのミュージシャンや、マラソン・水泳など呼吸の筋力を使うスポーツ選手も愛用しています。

 

使い方はカンタンで、マウスピースを咥えた状態で息を吸って吐くを繰り返すだけ。

呼吸の負荷がかかるため、息を吸うのにも大きく息を吸わなければなりません。

これを行うことで呼吸筋が鍛えられ、一気に息を取り入れることが出来るようになり、強く息を吐けるようになります。

特に歌では、歌っている最中の一瞬の間で一気にブレス(息継ぎ)をしないとならないので、1曲を疲れずに歌い切ることができるようになります。

18、ウタエット ウルトラボイス

ウルトラボイスは上記「パワーブリーズ」の簡易バージョンというイメージです。

マウスピースを口に咥えた状態で、息を吸ったり吐いたりして呼吸筋を鍛えることができます。

パワーブリーズでは呼吸の負荷が段階で調整できるのですが、ウタエットはそういった機能はありませんので、パワーブリーズの簡略版というイメージですが、その分料金も安いので、呼吸筋をまずは気軽に鍛えたい人にオススメです。

19、ロングピロピロ

駄菓子屋さんやお祭りなどで売っていた「ピロピロ」のロングバージョンが、呼吸筋を鍛えるグッズとして販売されています。

息を吹き込むとピロピロが伸びていくのですが、こちらが1mほどもあるので、たくさんの息を吹き込まないといけません。

こちらも腹式呼吸の練習として良い練習になるとメディアでも多く取り上げられています。料金も安いので試しやすくオススメです。

20、1人deカラオケDX 防音マイク

「1人deカラオケDX」は、防音のカバーが付いたマイクで、その名の通り自宅で音を気にせずに歌の練習ができます。

これまで紹介してきたボイトレ法では基礎トレーニングが中心でしたが、「自宅でも思いっきり歌を歌いたい!」という人にはオススメです。

使い方は、スマホやパソコンにマイクを接続して、カラオケ音源を流して歌うだけ。

イヤホン・ヘッドホンをつけることにより、自身の歌声も聞こえるので、実際に一人カラオケに来たようなイメージで歌の練習ができます。

21、ウタエット

こちらは、防音マイクの簡易版というイメージのグッズです。

カバーに口を当てて歌うことで音量を押さえることができ、また反対側についているイヤホンをつけることで自身の声も聞くことができます。

上記の防音マイクと比べると、カラオケ音源をイヤホンで聞くことが出来ないので、音源だけはそのまま流すか、片方の耳に装着する形になります。

また、料金も少し安いので、気軽に試してみたい人にはオススメです。

自宅で出来るボイトレオンラインレッスン

ここまで紹介してきたボイトレ方法はご自身で行うトレーニングとなりましたが、実際にプロに見てもらってアドバイスを受けたいという方もいると思います。

そこで最後に、プロのボイトレ講師にビデオ通話を使って自宅で出来る「オンラインレッスン」を紹介します。

「ボイトレって実際うまくなるの?」「オンラインでボイトレってどうなの?」という疑問も合わせて、おすすめのオンラインボイトレを2つ合わせて紹介していきますので、こちらもチェックしてみてください。

ボイトレって実際上手くなるの?

ここで紹介したボイトレ方法だけでも21つあるように、ボイトレは自身でも出来るものです。

ですが、それでもボイトレスクールに通って講師に教えてもらう方が何倍も効果があり、最短で確実に上達することができます。

その理由を3つ紹介します。

1,人によって合う練習法が違う

歌というのは人自身が楽器となるので、性別や年齢、得意・不得意など、人によって全く違います。

例えば「高い声が出す方法」を一つ取って見ても、「小学生の女の子」「60代の男性」「喉が枯れてしまう人」「まったく音程を取れない人」など、人によって声質・体質・高い声がでない原因が全く違いますよね。

ここまではボイトレの中でも定番のものを紹介してきましたが、人によって「どのトレーニングをすると効果が出るか」「どれだけやればいいか」も異なりますし、中には「こういうタイプの人はやらないほうがいい」というものまであります。

ボイトレに通うとプロ講師に見てもらうことが出来るので、そういったあなたの特性をチェックし、どのボイトレをどのようにやればより効果が出るかを判断し、教えてもらうことができます。

自身で判断出来ない場合には、是非一度ボイトレに通ってみると、無駄なく上達していくことができます。

2、細かいニュアンスまで伝えられる

この記事で紹介したものはもちろん、サイトや動画、教則本などでもボイトレ法は学べます。

しかし、それらには「姿勢や角度は正しいか」「力が入りすぎていないか」などなど、書ききれないほどの細かいニュアンスがあります。

これらは自分で気付くことはなかなか難しいですし、ボイトレに通えば実際にトレーニングをしている様子を見てもらいながらアドバイスしてもらうことができます。

ボイトレ法を実践する上で、それらが正しく出来ていないと効果が出ない、時には逆効果になることもあるので、初めはちゃんと講師に教えてもらった方がより効率的です。

3、モチベーションになる

ボイトレで効果を出すためには「やり続けること」がとても重要。

現段階で「自宅で1回やれば歌がうまくなる!」という魔法のような方法はなく、何度も何度も繰り返し行っていくことで、徐々に成果が出てきます。

自宅で気軽にボイトレが出来るのはとても良いことですが、その反面辞めるのもカンタン。勉強やダイエットと同じで、やろうやろうと思っていても三日坊主になる人が多くいます。

そんな人ほどボイトレレッスンを定期的に入れることで、最低でもレッスン日は必ず練習することができますし、せっかく通っているのでその分「やらなきゃ!」とモチベーションも上がります。

オンラインでボイトレってどうなの?

ボイトレは独学よりも実際に見てもらった方が良いことは分かりましたが、オンラインでも本当に上手くなるの?と疑問にも思ってしまいます。

しかし結論から言うと、ビデオ通話でのオンラインレッスンでも”教室で受ける同等の効果”があり、今始める方が増えていて人気です。

続いては、オンラインボイトレレッスンについて簡単に紹介していきます。

オンラインレッスンのメリット

  1. 自宅で気軽に歌が上手くなる!
    おうち時間を有効に使ってボイトレができるのは魅力的!
  2. 料金が安い!
    レッスン料はもちろん、交通費もかからないのでコスパ◎
  3. レッスンの質も高い!
    1人の講師とマンツーマンでみっちりレッスンできる!

オンラインレッスンの流れ

オンラインレッスンに必要なものは、ビデオ通話を行う端末(スマホ・タブレット・PC)と、Wi-Fi環境のみ。

1回45分〜60分のレッスンを行います。(ボイトレスクールによって時間は異なります)

レッスンは自宅でも出来るような音を極力出さないレッスンを中心に行っていきます。また、実際に歌う練習をしたい時にはカラオケなどでもレッスンが可能です。

基本的には「音痴を克服したい!・高い声を出したい!・リズムが取れない」などあなたのやりたいことや要望に合わせたレッスンが行われますので、無理なく楽しく練習していくことができます。

オンラインでも同等のレッスン

実際にスクールに出向いて直接教えてもらった方が楽というイメージがありますが、今ではビデオ通話を使うことで同等のレッスンを受けることができます。

現に、大手音楽教室「シアーミュージック」では、コロナ禍において、スクールでのレッスンも「生徒と講師は別室での、ビデオ通話レッスン」に変更していますが、分かりやすくどなたも満足行くレッスンが行われています。

また、もし通信環境が悪く、上手くレッスン出来なかった時にも後日再レッスンが行えるので安心です。

おすすめボイトレ①アバロンミュージックスクール

料金 30分 月2回:7,500円
45分 月2回:9,600円
月3回:12,900円
月4回:16,000円
60分 月2回:10,800円
月3回:15,600円
月4回:19,600円
入会金 10,000円 → 無料

アバロンミュージックスクールは、過去に50万枚のヒット曲を出した「To Be Continued」というバンドのキーボード兼ギタリスト「後藤友輔」が設立した音楽教室です。

そんなアバロンにもオンラインレッスンが始まりましたので、是非チェックしてみましょう。

多くのプロを輩出

設立者の後藤友輔さんは音楽プロデューサーという一面もあるため、オーディションや大会への推薦や対策などのサポートも行ってもらえ、実際にアバロンに通った多くの生徒をプロデビューに導いているという実績があります。

また、ボイトレ以外にも「声優コース」も人気があり、秋元康がプロデュースしたTVアニメ「22/7」(ナナブンノニジュウニ)の声優に、アバロンの生徒が選ばれました。

ボーカルはもちろん声優も絡めて、将来音楽を仕事にしていきたい人にとっては一番にオススメできるスクールです。

レッスンもレベルが高い

アバロンの講師も現役アーティストなどの高いレベルの講師ばかり。

また、アバロンも公式でボイストレーニング本を出していることから、独自の確立した技術と知識を持っています。

プロを目指したい人はもちろん、ちょっとカラオケで上手くなりたいくらいの人まで、満足いくレッスンを受けることができるでしょう。

公式サイト:https://www.avalon-works.com/

おすすめボイトレ②シアーミュージック

レッスン時間 45分
月額 月2回:11,000円
月3回:14,850円
月4回:16,000円
入会金 2,200円

全国に店舗展開する大手音楽教室「シアーミュージック」ではオンラインレッスンも行っています。

同料金で校舎でのレッスンとも併用できるので、「普段自宅でできるレッスンはオンラインで受けて、思いっきり歌うレッスンを受けたい時には校舎に通う」という使い方も出来ます。

シアーミュージックの一番の魅力は「講師のレベルが高い!」ということ。

シアーミュージックのボイストレーナーが「歌い方解説付きの歌ってみた動画」をYouTubeにて配信しているのですが、講師の実力の高さに「こんな人に教えてもらいたい!」と人気を集めています。

オンラインでの無料体験レッスンも行えますので、オンラインでボイトレを始めるなら是非シアーミュージックを選んでみてください!オススメです!

公式サイト:http://www.sheer.jp/

おすすめボイトレ③マッチングサービス”ウタエル”

料金 月額980円(毎月チケット1枚)
ライトプラン チケット2枚 6,000円
レギュラープラン チケット4枚 11,000円
プレミアムプラン チケット10枚 25,000円
レッスン時間 1回25分
特徴 チケット制で自由にレッスン

Utaeru(ウタエル)はボイトレを教えたい講師と受けたい生徒をマッチングさせるオンラインレッスンサービスです。

誰でも講師登録できるマッチングサービスと違い、ウタエルでは指導経験やキャリアなどの採用基準があるので、実績があり信頼できる講師に教えてもらうことが出来ます。

また、ウタエルに登録している講師の中から、経歴や得意ジャンルをチェックしてよりあなたに合う講師を探すことができます。(利用した人の口コミもチェックできるので安心です)

無料で体験レッスンも出来ますし、料金も比較的安くうけられますので、まずは手軽に初めてみたい方は是非ウタエルを利用してみましょう!

公式サイト:https://utaeru.live/

まとめ

「歌の練習」と聞くと、声を出すイメージがあるのでなかなか自宅では出来なそうに思っていましたが、実は21もの様々な練習法がありました。

基礎練習的なものも多いですが、これが意外と大事で、プロのボイトレレッスンでもこれらのことが行われています。

いきなりテクニックから練習するよりもしっかりと土台を作っておけばもっと楽に歌えるようになりますので、気になるものがあれば是非実践してみてくださいね!

 

また、一番大事なのは「継続して行うこと」です。

1回やって満足してしまいがちなので、しっかりと出来るようになるまでコツコツと楽しみながら練習していきましょう!

 

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