この記事では、ボイトレに通っていない方でも簡単に綺麗なウィスパーボイスを出せる方法とその練習法についてまとめています。
- 「歌手のようにかっこよくウィスパーボイスを出したいけどうまくいかない」
- 「やってみたけど思い描く声がでない」
いざ、ウィスパーボイスを見よう見真似でやってみても…このように「思ったのと違う」と感じることってありますよね。
実は、歌においてのウィスパーボイスは…直訳の通り「”囁く”ように歌う」ということではないんです。なので、文字通り「囁く」歌い方をしてもうまくはいきません。
しかし、他の記事をみると難しそうに思える練習方法もたった3つのポイントを押さえれば簡単に綺麗なウィスパーボイスがだせるんです。
更に、絶対やってはいけないウィスパーボイスを出す時の注意点や特訓する上で参考にしたいアーティスト情報、動画まで一気にまとめてみました。
”かゆいところに手が届く”
そんな記事になっていると思いますので、是非参考にしてカッコイイ綺麗なウィスパーボイスを手に入れてください!
目次
綺麗にウィスパーボイスを出す3ステップ
では早速、ウィスパーボイスの綺麗な出し方について3つの手順で紹介していきます。
ウィスパーボイスの正しい出し方は、
- 声を出さずにまずは息を吐いてみる
- ため息を出すみたいに少しずつ声をのせてみる
- 最初は鼻歌の感じから歌を歌ってみる
以上となります。
特に3つ目については少し練習が必要ですが、スタップ1と2がしっかりできていれば思ったよりも簡単にウィスパーボイスを習得することが可能です。
では、1つずつ詳しく説明していきましょう。
①声を出さずに息を吐いてみる
まず初めに、声を出さずに息を吐き出してみてください。
落ち込んだ時に出す息みたいなイメージで息を吐き出してみます。
最初は短めに出してみて、それをどんどん長くしてみましょう。
「ハーッ(空気が抜ける音)」から「ハーーーーーーーーーーーーッ」と5秒くらい息がでるようになったらOKです!
”息がうまく続かないなぁ”と思ったら、最初に思いっきり鼻から空気を吸ってみてください。
その後、その空気を少しずつ口から出していくイメージでやってみましょう。
これが出来るようになると、歌っている時に息が自然と続くようになったり…喉に負担をかけずに歌うことが出来るようになります!
腹式呼吸も同時に習得出来るようになりますし、家でのちょっとした時間で出来るトレーニングなので是非反復練習してみましょう。
②ため息を出すみたいに少し声をのせてみる
ステップ①が出来るようになったら、そこから少しずつ声をのせていきましょう。
息を吐き出しただけのため息に声をのせてみます。
誰かにイライラしているのを伝えるイメージでやってみると簡単に習得できます!
最初は声30%・息70%から、徐々に声の比率を大きくしていって最終的に声70%・息30%になったら合格です。
そのまま、「あいうえお」と五十音を言う練習をしてみましょう。
この時に、口はモゴモゴと動かすのではなくしっかりと開けましょう。
口をしっかり開けないと、ただの暗い人になってしまうので…口はしっかりと開けつつ優しい喋り声を出すイメージで練習してみてください。
五十音が出来たら、次は普通におしゃべりをしてみます。
どんな言葉でも大丈夫です。ちなみに、私は漫画を声に出しながら練習しました!独り言って難しいので、なにかを読んでみるという練習方法もオススメです。
この時も、モゴモゴとならないように口はしっかり開きつつ息をまとった声を出すイメージでやってみましょう。
③そのまま簡単な歌を歌ってみる
ステップ2まで来たら、最後の関門です。そこから簡単な歌を歌っていきます。
まずは、簡単に「ハ」だけで”君が代”や”チューリップ”などの短い歌を歌ってみましょう。
この時、自分の声の周りに息がまとわりついているイメージで歌うことを意識しましょう。
小声で歌うのとは違うのでそこは注意が必要です。
「ハ」だけで短い歌を歌えるようになったら、今度はしっかり歌詞通りに歌ってみましょう。
これが出来るようになれば、もうすでにウィスパーボイスを習得してることになります♪
1ステップずつ丁寧に練習をすれば、簡単に習得ができるので是非やってみてください。
これをやると一気にダサい!絶対に注意したいポイント
実際、ウィスパーボイスってとてもカッコイイので真似してやってみる方が多いのですが…間違った認識によって変な癖がついてしまいその結果「すごいダサい歌い方」になってしまう方がいます。
きっと、【ウィスパーボイス=囁き声】という直訳通りに勘違いしているからだと思います。
ここでは、ウィスパーボイスで歌うのであれば絶対に知っておきたいポイントを3つ紹介します。
その3ポイントとは、
- 発音はしっかりとすること
- 「弱い声で歌う」ってことではないことを頭にいれておくこと
- マイクに近づいてボソボソ歌わないこと
です。
実はこの3つを意識してるだけで、間違ったウィスパーボイスを絶対にしなくなります。
しかし意識しなければ誰でもやってしまうよくある間違いなので、どういうことなのかしっかりとチェックして心がけるようにしてみてください。
注意点1:発音はしっかりする
まずは、1語1語発音はしっかりするということを心がけましょう。
ウィスパーボイスを練習するにあたってよく見かけるのが、「お洒落な歌い方を誇張して真似する」ということ。
例えば、
「ボタン」という言葉を「ボデェン」といってみたり…。
「時には」という言葉を「チョキには」といってみたり…。
「そんな発音する人いる!?」と思うかもしれないのですが、実は結構こういった間違いをしてしまう人が多いんです。
”ウィスパーボイス=発音が外国人風になる”ということではないので、1音1音しっかり発音するようにしましょう。
安易に歌い方を真似るのは危険です。
1つ1つの言葉を大事にしながら歌うことは、基本中の基本なのでそこはしっかり頭にいれておきましょう。
注意点2:「弱く歌う」ではないことを頭にいれておく
2点目は、ウィスパーボイスを出す上で1番忘れがちな「弱く歌うことではない」ということを頭にしっかりと叩き込んでおくことが重要です。
ただ弱く歌っていると、だらしなく聴こえますし「上手」とは到底言えません。
ウィスパーボイスのイメージとして正しいのは、
芯にはしっかりと声があるけど、周りに柔らかい息をまとっているというイメージです。
この感覚が少し分かりづらいかと思いますので、分かりやすく説明している素晴らしい動画を紹介します。
悪い例・良い例と分かりやすく説明されている動画なので、文字だけではちょっと分かりづらいという方は是非みてみましょう。
ただ単に優しい声を出すために囁くという歌い方では決してないので、そこは絶対に勘違いしないようにしましょう。
注意点3:マイクに近づいて囁くのはNG
最後の注意点は、カラオケでの注意点です。
ウィスパーボイスは柔らかい歌声なので、しっかりマイクに音を乗せるためにマイクと口の距離をすごく近づける人がいます。
これもNG!
マイクに近づくとそれだけで、モゴモゴした印象になりますし…息の量が多すぎて「ボフボフ」といった息がマイクにのってしまい途端にかっこ悪い印象になってしまうんです。
マイクって思った以上に息を拾ってしまいますし、マイクを近づけることによって意識的に声よりも息の量が増えてしまい正しいウィスパーボイスを使うことが出来ません。
なので、しっかりマイクは指3〜4本分離して歌うようにしましょう。
そうすることで
真似して上達!オススメのウィスパーボイス歌手と楽曲
基本的なウィスパーボイスの出し方が習得できた方が更に上達する方法は、「うまい人を真似る」ということです。
基礎が出来ていて、注意点も頭にはいっていれば真似ることで他の技術を盗むことができ…歌がより一層うまくなります。
ここでは、男性と女性に分けてオススメのウィスパーボイス練習にピッタリな歌手と楽曲を紹介します。
是非真似してかっこよくカラオケで歌ってみましょう♪
男性編
まずは、男性編です。
今回はすべて邦楽にしぼって3組のアーティストをご紹介します。
最近の流行曲から懐かしい曲まで紹介していますので、是非世代に合わせて練習曲として使ってみてください!
King Gnu(キングヌー)
もう知らない人はいないと言われるほど有名なグループになったKing Gnu。
その中でも「白日」の最初部分を練習するだけでもウィスパーボイスの上達を図れます。
0:00〜0:45までの練習ととにかくしてウィスパーボイスを上達させましょう。
Official髭男dism
少し強めなウィスパーボイスが印象的なOfficial髭男dism。
その中でも「宿命」はサビ前までを歌い続けるのが、少し強めなウィスパーボイスの練習にもってこいです。(サビ前は0:58まで)
サビは少し高めの印象なので、無理のない範囲ないで練習してみましょう。
ただ、ウィスパーボイスをどんどん練習していくとサビも簡単に出せるようになってくるので宿命も歌えるようになるのではないでしょうか。
徳永英明
元祖ウィスパーボイスといえば、徳永英明さんですね。
中でも「壊れかけのRadio」は、ウィスパーボイスの練習にもってこいの楽曲です。
キーもそこまで高くないので、丸々1曲歌う練習をすると良いでしょう。
動画を見ればわかりますが、やはりウィスパーボイスでもしっかり口を開けて歌っていますね。
これがウィスパーボイスをかっこよく歌うコツでもあるので、真似してどんどん上達していきましょう。
女性編
ここでは3組のオススメのウィスパーボイス女性歌手を紹介します。
声色が違う3組を紹介しているので、自分の声色に合わせて練習する曲を決めてみるのもいいでしょう。
ウィスパーボイスといえば、「CHARA」さんですが…今回はこのラインナップにいれておりません。
CHARAさんは独特の歌い方をしているので、他の方がCHARAさんの歌い方を真似してしまうと一気にダサくなってしまう可能性があります。
そのため、他の3組のアーティストを是非参考にして上達に活かしてください♪
カヒミ・カリィ
「ちびまる子ちゃん」の主題歌としてしってる人も多い、カヒミ・カリィさん。
特にこの「ハミングがきこえる」は、難易度的にも高くなく練習曲としてもってこいの楽曲です。
少し息を多めに入れている歌声なので、こちらでもモゴモゴしないように口をしっかり開くことを意識しながら練習してみましょう。
宇多田ヒカル
知らない人はいない一流歌手「宇多田ヒカル」さんもウィスパーボイスの持ち主です。
少し力強い印象もあるウィスパーボイスで、とてもカッコイイですよね。
「First Love」は難しい印象を持ちますが、しっかりウィスパーボイスの基礎を習得していれば簡単に歌うことができます。
音程が安定している曲でもあるので練習曲としてもピッタリです。
鹿乃
ニコニコ動画の歌い手出身のアニソン歌手「鹿乃」さんはかわいらしいウィスパーボイスの持ち主。
音域が少し高めなので、地声が高い方はこちらで練習すると気持ちよくウィスパーボイスを出すことが出来るでしょう。
少し早めの曲なので、なれるまでは設定から速度を少し下げて練習するのもオススメです。
オススメ動画
ここまでウィスパーボイスについて色々お話してきましたが、「頭ではわかったけど実際に歌声をきいて覚えたい」という方にオススメの動画をご紹介します。
どの動画も実際にボイストレーナーの方が教えてくれていますので、分かりやすく感覚もつかみやすいでしょう。
お時間があるときにでも参考に視聴してみてください!
独学よりもボイトレに通った方が数倍上手くなる!?
今では本やインターネット、YouTubeなどでも気軽にボイトレを学ぶことが出来るようになりました。
しかし、そんな中でもボイトレに通う人は増え続ける傾向にあり、ボイトレに通った人の方がより最短で、より上達するという声が多く上がっています。
その一番の理由は「ボイトレは人によって違う」からです。
人によって声質や癖・得意なところや弱点などはバラバラです。なので、同じことを練習するのにも人によってやり方は大きく変わります。
独学だとあなたの体質などに関わらず、一般的な基礎を学ぶことになるので、自分にとって最適な練習法も分かりませんし、本当に出来ているのかどうかにも気づけません。
一方マンツーマンのボーカルレッスンでは、あなたに合ったレッスンプランを作ってもらえるので、数回レッスンを受けるだけでも効果が実感できるほど効率よく練習することができます。
歌は年齢に関わらず何歳になっても歌う機会がなくなりません。そんな中でボイトレを始めるのに遅いことはありませんよね。
今回はそんなボイトレスクールの中でもオススメできる3校をまとめてみました。どちらも無料で体験レッスンを受けられるので、気になるところがあれば是非本格的なボイトレを体験してみてください!
1位、シアーミュージック
- 料金:10,000円(月2回/45分)
- マンツーマンレッスン!
- 全国80校舎以上!
- メディア出演多数!
シアーミュージックは全国展開している大手音楽スクールです。ギターやドラムなどの楽器コースも充実していますし、ボーカルだけでも「カラオケ点数アップ・話し方・声優・ボイスフィット」など幅広いコースがあります。
講師は現役アーティストや音楽家がほとんどで社内研修も充実しているため、広い目線から初心者の方でも分かりやすく親切に教えてもらえると好評です。
また、定期的にライブイベントやカラオケ大会、ゴスペル・合唱などチームで披露する「シアーフェス」などコミュニケーションしながら楽しむことができます。
公式サイト:http://www.sheer.jp/
2位、MyU
- 料金:10,000円(月2回/60分)
- 複数人で通うペアコース有り
- 東京都内を中心に9校舎
- しらスタが元講師!
東京都内を中心にとても注目されているのがボーカルレッスンMyU。各ブースにてマンツーマンで気兼ねなくレッスンを受けることができます。
また、こちらは人気ボイトレYouTuberのしたスタこと白石涼さんが以前働いていた場所ということで有名。白石さんのようにプロレベルの講師が優しく楽しく分かりやすくレッスンを行っています。
友達や家族と一緒に通うと安くなる「ペアコース」も用意されているので、お一人様はもちろん複数で通うととってもお得な音楽スクールです。
公式サイト:https://vocal-myu.com/
3位、アバロンミュージックスクール
- 料金:10,800円(月2回/60分)
- 関東を中心に13校舎
- プロアーティストが作ったスクール
- デビューしたい人にメリット多数
アバロンミュージックスクールは、「To Be Continued」という50万枚のヒットを出すバントのキーボード兼ギタリストを担当していた後藤友輔さんが設立した音楽スクール。
そこで培った知識や実力や、音楽プロデューサーの一面もあることにより、プロを目指す人にはオーディションの推薦・対策をしてもらえたり、民法のカラオケ番組への出演の推薦など、デビューへのサポートをしてもらうことができます。
実際にもアバロンミュージックスクールからは多くの有名人を排出しているので、「将来プロになりたい」という人にはピッタリの音楽スクールです。
公式サイト:https://www.avalon-works.com/
まとめ
今回は誰でも簡単に出来るウィスパーボイスの出し方を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
まず、ウィスパーボイスを出す上のステップは
- 声を出さずにまずは息を吐いてみる
- ため息を出すみたいに少しずつ声をのせてみる
- 最初は鼻歌の感じから歌を歌ってみる
です。
ウィスパーボイスは、囁く声という意味ですが…実際には囁くというよりは「息が多めに入った歌声」「息の中心に歌声がある」といったイメージで練習をしましょう。
よくウィスパーボイスになると「口をしっかり開けずにモゴモゴ歌う」といった人が多く見られますが、それはNG!一気にダサくなってしまいます。
しっかり1音1音を発音して、口を大きく開いて歌うことがカッコよくウィスパーボイスを使いこなすコツになります。
まずはこれを練習してみて、もしある程度できるようになってきたら有名なアーティストさんを真似て歌ってみましょう。
- 男性であれば、「徳永英明さん」の”壊れかけのRadio”
- 女性であれば、「宇多田ヒカルさん」の”First Love”
が練習にオススメです。
最終的に真似ではなく、自分なりの歌い方を見つけ…オリジナルのウィスパーボイスで色々な曲に挑戦してみましょう♪
歌う幅が広がり、もっともっと歌うことが楽しくなると思います!
未来の歌手…動画投稿者…になるのも夢ではありませんよ♪楽しみにしております!