女性がバンドをやる上で最もイメージとかけ離れていると言えるのが「ドラム」ではないでしょうか?
しかし近年ではガールズバンドの活躍や、女性のドラマーが所属するバンドも多くなってきていることからドラムを始める女性が急増しています。
男性に比べてしなやかなドラミングを得意とするのが女性ドラマーの特徴ですが、中には男性顔負けのパワフルなドラミングを売りにしている方も多く存在します。
そこで今回は女子だけでなく、男子も憧れる人気女性ドラマーについてまとめてみたいと思います。
目次
日本の人気女性ドラマー
ほないこか(ゲスの極み乙女。)
「ゲスの極み乙女。」のドラマーとして一躍有名になり、彼女の影響でドラムを始めたいと思ったドラム女子も多いのではないでしょうか。
彼女自身ファンク系の音楽を好んで聴くようで、そこからの影響か緻密で軽快なドラムプレイにいつしか体がノッていることでしょう。
また技術面もさることながら、その端麗な容姿と叩いている時の感情的な姿に男性だけでなく女性からも人気が高く憧れられる存在です。
RINA(SCANDAL)
CDJありがとう!そして、あけましておめでとうございます!2020年も宜しくね〜 #CDJ1920 pic.twitter.com/qxrUbPwBUC
— SCANDAL RINA (@scandal_rina) December 31, 2019
日本を代表するガールズバンド「SCANDAL」のドラマーとして、国内だけでなく海外でも高い人気を誇っています。
マンバー内で最年少の彼女は、可愛らしい容姿ながらもそのドラムプレイはシンプルかつ年を追うごとにどんどんと洗礼されたものになっています。
バンドとしてロックな曲調のものが多いので、見た目とドラマーとしての姿のギャップにやられてしまう人が多数です。
またドラムだけでなく、実際のライブではコーラスやギターを担当しすることもあったり、もともとダンススクールに通っていたということからダンスもできるなど、多彩な才能の持ち主でもある。
歌川菜穂(赤い公園)
若い世代で人気を誇る「赤い公園」のドラマー。
小学生時代から部活内でドラムに慣れ親しんできた彼女はスピーディーな楽曲にも堅実なドラムプレイで安定感を与えている。
幼少期にエレクトーンを習っていたことなどもあり、その歌を邪魔しない彼女のドラミングは歌心を理解してのドラミングなのではないかと思い込まされる。
梅村妃奈子(Silent Silen)
”ひなんちゅ”の愛称でファンから愛される女子中高生の中でカリスマ的人気を誇るガールズバンド「Silent Silen」のドラマー。
2010年夏にファッション誌で活躍中の読者モデルたちを中心に結成されたこのバンドは、ルックス先行と思われがちだがその実力は堅実なプレイに定評がある。
決して派手なプレイやテクニカルのものが多いわけではないが、曲を支える安定感と歌に寄り添うようなドラムプレイはメンバーに安心感を与えていることだろう。
叩いている姿は非常にしなやかで無駄な力のない叩き方だが、力の伝達を存分に生かした音は非常に抜けが良く音圧も申し分ない。
高橋久美子(チャットモンチー)
ガールズバンドブームの火付け役とも言い得る「チャットモンチー」でドラマーとして活躍しました。
彼女のドラムフレーズは歌っているようにも感じさせられるほど歌心にあふれており、ドラムという楽器には本来ないはずの「メロディ」という要素を体現したドラムです。
細やかな配慮が感じられるドラムに好印象を覚えた人お少なくはないだろう。
ナヲ(マキシマム ザ ホルモン)
謎の地上波オファーシリーズ今夜21時から『女が女に怒る夜』こんな強者揃いの番組に出させて頂くなんてまじビビり上げたけど、大好きな友達の奥様と一緒で心強かった!見よこの顔のデカさの違いwトリックアートか!
そしていとうあさこさんが本当に好きすぎる❤️出演者の皆さんと呑みにいきたい!byナヲ pic.twitter.com/GcKhBEKApG— マキシマム ザ ホルモン (@MTH_OFFICIAL) December 2, 2019
ラウド系ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」のドラマーとしてフェスなどでも絶大な人気を誇っているドラマー。
邦楽女性ドラマーとしては最もパワフルなドラミングをするうちの一人で、その音楽性から男性顔負けの重心の効いたサウンドが持ち味です。
ドラムを叩く姿も非常に野生的で、髪を振り乱しながら豪快に叩く姿はものすごい迫力を感じさせます。
彼女が人気な理由のもう一つが高いユーモア性で、他の女性アーティストにはない陽気なキャラや人柄もバンドメンバーだけでなく多くの人から支持される要因の一つでしょう。
吉川美冴貴(SHISHAMO)
現代のガールズバンドシーンを引っ張るアーティストの一つである「SHISYAMO」所属のドラマー。
ドラムをやる前はサッカーをやっていたということで、その抜群の運動神経を生かしたドラムにも非常に定評があります。
そしてドラム技術の他に演奏時の表情が非常に豊かであることも人気の理由の一つです。
楽しく・かっこよく叩くという面で是非お手本にしてほしいドラマーに一人です。
シシド・カフカ
昨夜は
リメンバー・ライブに遊びに来て下さって
有難うございました力不足も感じましたが
皆さんとまたお逢いして
空間を共有出来た事
とてもとても幸せでした本日も想像を裏切る事なく
身体がバッキバキですが
少しメンテナンスをして
夜の「おやすみ日本」へと向かって参ります。 pic.twitter.com/llmsBZ1SDs— シシド・カフカShishidokavka (@shishido_kavka) July 21, 2018
メキシコ出身でありその長身と抜群のルックスでモデルとしても活躍している彼女は、パワフルなドラミングと歌いながら叩くという彼女のスタイルで一躍女子ドラマーの憧れの的になった。
多くのミュージシャンのもとでサポートの経験を積んだこともあり実力も高く評価されています。
2013年にグリコのプリッツのCMに出演したことで彼女が世間に広く認知されるようになり、そこで憧れを抱いた方も多かったのではないでしょうか。
川口千里
ドラムを始めて17年、、、
これまでも、これからも、私を楽しませてくれる素敵な相棒です(=´∀`)人(´∀`=)#ドラムの日 pic.twitter.com/NFyhq10VF4
— 川口千里 Senri Kawaguchi (@senridrums) October 10, 2019
世界的ドラムサイト「ドラマーワールド」において「世界のトップドラマー500人」に選出された日本を代表する若き天才女性ドラマー。
幼い頃アニメ「けいおん!」の曲を演奏した動画をサイトにアップして話題になり、その頃からたぐいまれなる才能を開花させていました。
8歳から日本を代表するトップドラマーである「”手数王”菅沼孝三」氏に弟子入りし、師匠譲りの高速ドラミングから”手数姫”の異名で呼ばれている。
体格は決してお大柄ではないものの、その音は世界のプロミュージシャンも認めるほどパワフルなサウンドで、まさに柔と剛を兼ね備えたトッププロの音です。
Satoko
先ほどの川口千里が菅沼孝三氏の弟子であるのに対し、こちらは菅沼孝三氏の実の娘であるSatokoは、幼い頃から父のもとでドラム技術を磨いた生まれながらのドラマーです。
2003年に「FUZZY CONTROL」のドラマーとしてメジャーデビューを果たし、その確かなテクニックで吉川晃司や稲葉浩志などのトップアーティストたちとも共演している。
本人は左利きであるため変則的なドラミングをしますがそれもまた彼女の唯一無二のスタイルで憧れるドラマーも多いようだ。
むらたたむ
YouTubeでの叩いてみた動画から人気の出た彼女は、その可愛らしい見た目からは想像できない非常にパワフルなドラムプレイが特徴的です。
どんなに難しいフレーズや曲でもニコニコ笑顔で叩き斬る彼女の姿に虜になっているのは女性だけではなくもちろん男性もだろう。
実力も折り紙つきで難解なスティックさばきを難なくこなす姿は圧巻の一言だ。
世界の実力派ドラマー
Karen Carpenter(Carpenters)
世界的ボーカルユニットの「カーペンターズ」のボーカルとして彼女のことを認識している人は多いはずですが、実は彼女はドラム技術も世界レベルのものを持っているのです。
特にレギュラーハンドグリップから繰り出されるスネアのルーディメンツフレーズは、他のタムなど一切必要ないのではないかと思わされるくらい多彩なスティックさばきで聞かせてくれます。
また歌いながら叩くこともあったそうですが、その際にどちらも高いレベルでプレイしていることからもそれぞれのパートの熟練度が伺えますね。
Sheila E.
世界的アーティスト「プリンス」のバックバンドとして数多くのステージを経験した実力派ドラマーです。
実父はパーカッション奏者のピート・エスコヴェードを父に持っていることから、幼少期からドラマーとしての練習を積んできているのだろう。
また彼女はシンガーソングライターとしても活動しており、高い音楽能力を存分に発揮している。
Cindy Blackman
世界的アーティスト「レニー・クラヴィッツ」のバックバンドを務め一躍有名になった女性ドラマーです。
ジャズもロックもこなす彼女の多彩なドラム技術はまさにスタジオミュージシャンの鏡と言えるだろう。
夫に世界的ギタリストの「カルロス・サンタナ」を持っており、のちにステージでも共演しています。
まとめ
今回は男性も女性も憧れる女性ドラマーを特集しました。
ここに書かれていない方でもたくさん実力のあるドラマーさんはいらっしゃいます。
楽器を練習していくという上で自分の目標とする場所を定めるというのは非常に大切なことです。
目標を高く持ちたいという人はこれらのドラマーさんたちの演奏を聴いてみて研究、そして目標にしていってもらえたらなと思います。