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【初心者必見】ギターの23つの種類を総まとめ!選び方から特徴まで徹底解説

【初心者必見】ギターの23つの種類を総まとめ!選び方から特徴まで徹底解説

いざギターを買おうと思った時にまず困ってしまうのが、その種類の多さですよね。

ギターと一言で言っても色んな種類があり、どれを選べばいいのか迷ってしまいますし、聞いてみても「専門用語が多くてよく分からない!」なんてことがよくあります。

 

また、ギターというのは「どれが一番良い」というものではなく、「ロックならこれ!」「弾き語りしたいならこれ!」というように、ジャンルや用途によって合う・合わないがあります。

買ってから後悔しないように、またしっかりと自身でギターの種類を理解した上で、納得いくものを手に入れたいですよね。

 

というわけで今回は、これからギターを初めたい初心者の方向けに、ギターの種類を専門用語なしで分かりやすくまとめました。

こちらの記事をご覧になることで、ギターにはどのような種類があるのかはもちろん、ギター選びの際にも、よりあなたに合ったものを探せるようになります。

是非参考にしてみてください!

先におさらい!こちらの記事には以下のギターの名称が出てきます。

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【レベル1】ギターの種類(エレキ・アコギ)

ギターの種類ですが、画像のように上からレベル1〜3にわかりやすく分けてみました。

そしてまずはレベル1、数あるギターの種類を大まかに分類すると

  1. エレクトリックギター(電気を使ったギター)
  2. アコースティックギター(生音のギター)

の2つに分けることができます。つまり、電気を使っているか使わないかですね。

どちらがいいかは好きな音楽のジャンルや好み、シーンによって分かれます。

それぞれの違いや特徴を分かりやすく比較していきますので、まずはエレキとアコースティックのどちらにするかを選んでみましょう。

⚡️エレクトリック

エレクトリックギターは一般的に「エレキギター」と略されます。

金属製の弦を使っており、弦を弾くと内臓されている「ピックアップ」が弦の振動を電気信号に変換。アンプ(スピーカー)から電子音を出すことができます。

エレキ特有の特徴としては様々な音を出せること。エフェクターという音を変える機器を使うことで、

  • 音を歪ませてジャリジャリと重たいロックの音
  • エコーがかかったキラキラとしたクリーンな音
  • ギターソロだけ音を大きくして目立たせる

などなど、ジャンルや曲によって色んな音を使い分ける楽しみ方ができるのも特徴の一つ。

また、アンプ(スピーカー)に繋いで大音量で音を出した時の感動は計り知れません。

POPSやロックはもちろん、バンド系の音楽をやりたい方にはおすすめです。

♫アコースティック

アコースティックギターは「アコギ」と略され、電気を使わないギターで、アンプなどを通さずアコギ自体の生音が特徴です。

アコギのボディ部分は空洞になっており、弦を弾くと空洞内で音が共鳴されて大きな音を出すことができます。

ギター1本で弾きながら歌う「弾き語り」では定番。また、POPやロックもアコギで弾けば「アコースティックバージョン」となったり、指で弾けば優しい音が鳴りますのでビーチのカフェで流れるようなおしゃれな演奏もできます。

優しい音楽をやりたい方や弾き語りをしたい方にはオススメです。

エレキ・アコギを比較

エレキにしようかアコギにしようかと迷っている方へ、それぞれの特徴を比較していきたいと思います。

どちらか決まっている方も、参考にチェックしていきましょう!

演奏方法はほぼ一緒!

エレキとアコギ、演奏方法に関してはほぼ一緒です。

例えばCコードの押さえ方も同じですし、音階に関してもどこを押さえて弾いても同じ音が出ます。

なので、ざっくりと言うと「エレキが弾ければアコギも弾ける」と思っていて問題ありません。(奏法によって合う・合わないはありますが)

どちらを選んでもお互いの練習にはなりますので、そこは安心して選びましょう。

練習のしやすさ

練習のしやすさで比較をすると、以下2つの理由からエレキの方に軍配があがります。

  1. 指が痛くなりづらい
    エレキの方が弦が細くて柔らかく、弦の高さも低いので少しの力で押さえることができるため、練習していて比較的指が痛くなりにくいということがあげられます。
  2. 自宅で練習しやすい
    生音の音はエレキの方が音量が小さく、アンプもヘッドフォンをつけることで、周りに音を漏らさずに練習することも可能です。

どちらでも良いという方はまずはエレキを選ぶのがオススメです。

音の違い

  エレキ アコギ
本体音量 小さい 大きい
音の強弱 アンプなどで調整 弾き方で変えられる
音色 激しいロックから優しいクリーンまで無限に作れる 楽器によって変わり、シンプル。細かい強弱が付けやすいので弾き語りと相性◎
主なアーティスト ONE OK ROCK・LiSA・BUMP OF CHICKENなど あいみょん・ゆず・Mr.Childrenなど

エレキギターはアンプ(スピーカー)から大音量を出したり様々な音作りを出来ることから、バンドやライブ、電子サウンドが好きな人にはオススメです。

一方アコギの音は本体から音がなるアナログなサウンドです。強く弾けば大きな音が、優しく弾けば優しい音がなるなどの強弱が付けやすいので、弾き語りや指弾きと相性が良いです。

(ちなみに、主なアーティストの例をあげましたが、アコギでもエレキの曲を弾いたり(アコースティックver)、またその逆(バンドアレンジ)も可能ではあります。)

エレキの音を聞いてみよう

まずはエレキギター。以下のようなロックなものはエレキギター特有の音色です。

また、こういった激しいロックだけでなく、以下のようなクリーンな音を出すこともできます。(こちらはアルペジオという奏法です)

【動画はこちら↓】

アコギの音を聞いてみよう

一方アコギはエレキよりも機械的な感じではなく、深い生音が鳴ります。また、ピックで弾いた時に出るタッチ音や、指で弦をすべらせた時のキュッという音や、ギターを叩いたときに出る物理的な音も味となっています。

【動画はこちら↓】

料金はアコギの方が安い

楽器自体の値段の差はそこまでありませんが、1本あれば演奏できるアコギと違い、エレキギターは「アンプ・シールド(ケーブル)・エフェクター」など、付属品が多いため、それらも合わせるとエレキギターの方が高くなります。

Amazonにて売られている初心者セットの一番安いものを比べてみても、アコギは7,000円〜に対し、エレキは12,000円〜となっています。

出典:Amazon

金額: 10,780円

出典:Amazon

金額: 12,480円

ちなみにエレキギターは本体のみでも練習はできますが、アンプを使わずに練習すると間違った癖がついてしまうことがあるため、エレキを選ぶならアンプ推奨です。

見た目の違いと見分け方

見た目の見分け方も合わせて紹介していきます。

それぞれの見た目では、ボディ(本体部分)を見ると見分けやすいですね。

エレキギターのボディは薄く、ピックアップやツマミ、スイッチなどが搭載されています。

一方アコギのボディは厚く、真ん中に丸い穴が空いているのが特徴です。形もひょうたん型で、ウッド調の物がポピュラーなので、見分けがつきやすいかと思います。

【レベル】ギターの各種類一覧

  エレキ ハイブリッド アコースティック
名称 ソリッド(エレキ) ホロウ エレアコ フォーク(アコギ) クラシック
セミアコ フルアコ
ボディ 薄い 中間 中間 厚い 厚い 厚い
構造 全体が木材 空洞+木材 空洞 空洞 空洞 空洞
ジャンル POPS、ロック 全般 ジャズ・ブルース POPS POPS クラシック
特徴 一般的なエレキギター(おすすめ) エレキとフルアコの中間(上級者向け) エレキにアコースティックの特徴も取り入れたギター(上級者向け) アンプに繋げるアコギ(アコギでライブに出たい) 一般的なアコースティックギター(おすすめ) クラシックを中心に優しい音(クラシック好きなら)

ギターには電気を使うエレキと電子を使わない生音のアコギの2種類がありましたが、それぞれにもまたいくつもの種類が枝分かれしています。

それぞれの特徴をわかりやすく比較してみましたので、チェックしていきましょう。

ソリッドボディギター(エレキギター)

ソリッドボディギターとはボディ部分が全て木材となっている、一般的にエレキギターというとこの「ソリッドギター」を指します。

POPSやロックなど、バンド系のギターはほとんどこのソリッドギターを選んでおけば間違いありません。

どなたにもオススメできるメジャーなギターのタイプです。

フォークギター(アコギ)

フォークソング(歌謡曲)を中心に、シンガーソングライター・弾き語りにて使われることの多いポピュラーなギターです。

こちらも一般的に、アコースティックギターといえばこのフォークギターを指します。(逆にフォークギターと呼ぶのは死語にもなりつつあります。)

こちらもどなたにもオススメできるメジャーなギターの一つです。

エレクトリックアコースティックギター(エレアコ)

エレアコとは、アコースティックギター(フォークギター)にピックアップが付いている、一言でいうと「アンプにも接続できるアコギ」です。

用途としては、例えばアコギにてライブに出る場合、アコギの生音でそのまま演奏しようにもどうしてもドラムなど他の楽器に音がかき消されてしまいます。

その際にエレアコならアンプなどに繋ぐことができるので、アコギの生音をスピーカーから大音量で音を出すことが可能になります。

マイクで音を拾う方法もありますが、演奏中マイクからギターが離れてしまうなどしっかりと音が拾えないことがあるため、エレアコが使われることが多く、あいみょん・Mr.Children・ゆずなど、アコギのアーティストもライブにて使っています。

一人で楽しむだけでなく、ライブやイベントを行っていきたい方にはオススメです。

ホロウボディギター(セミアコ・フルアコ)

ホロウボディギターはエレキギター寄りの、アコースティックの良さも取り入れたギターです。

基本はエレキギターなのですが、ボディの厚みはエレキ以上アコギ未満、中はくり抜かれた空洞になっています。

そうすることで、生音がエレキギターよりも大きくなり、アンプ接続時にはエレキの音にアコースティックの細かいニュアンスを出すことが可能となり、ジャズやブルースなどにも使われます。

 

ホロウボディーギターの種類はフルアコースティックギター(フルアコ)・セミアコースティックギター(セミアコ)があります。

  フルアコ セミアコ
ボディ内 空洞 半空洞
柔らかい 力強い
イメージ エレキとアコギの中間 エレキとフルアコの中間

細かいこだわりや用途によって選ぶイメージですね。

あまりおすすめできません

以下の理由から、特別な希望がなければ初めてのギターにはおすすめできません。

  • 扱いが難しい
    細かい音作りも難しく、ハウリングしやすいなど、初めは使いこなすことが難しい
  • 高額
    他と比べて生産数が少なかったり、構造上の問題から、比較的高め

「好きなアーティストがホロウボディギターを使ってるから自分もやりたい!」

というような明確な理由がなければ、初めてのギターでホロウタイプを選ぶ人は稀です。

まずはソリッドボディの一般的なエレキギターを買い、こだわりが出てきてから2本目で選ぶのが無難です。

クラシックギター

クラシックギターはその名の通り、クラシック音楽を中心に、民族音楽・ジャズ・ボサノヴァ・フラメンコなどに使用されるアコースティックギターです。

見た目は非常にフォークギターと似ていますが、以下のような違いがあります。

見た目の違い

大きな違いとしてはヘッド部分。クラシックギターの方は穴が空いていますので、見分けるにはまずヘッドを見ましょう。

他にもネックの幅が広い、3,4弦だけ1フレット少ない、弦の止め方など細かい違いもあります。

音の違い

アコギの弦はブロンズ・スチールなどの金属を使っているため、ピックでコードを弾くとジャンジャンと固く強い音を出すこともできます。

クラシックギターはナイロン・ガッドなどを柔らかい弦を使っており、さらに指弾きが一般的なのでボロンボロンと優しい音を出すことができます。

そのため、歌謡曲をジャンジャン弾きながら歌いたい場合にはアコギの方が適しています。

弾き方の違い

アコギもクラギも基本的な仕組みや音階の場所などは同じですが、アコギのようにコードをジャカジャカと弾くことはあまりせず、単音弾きでポロンポロン弾くことが多くなります。

また座って弾く場合、基本的にアコギは水平に近い形で演奏するのですが、クラギは斜めにしてヘッドを高くして弾くなど、細かなスタイルの違いがあります。

もちろんクラギの演奏をアコギでもできますが、別ギターとは若干の演奏の勝手が変わります。

【pickup!】ベースギター

POPS、ロックなどバンドで使われる弦楽器にはベースという楽器もメジャーです。

こちらはギターと見た目も似ていますし、「ベースギター」と呼ばれることもあるので混合しがち。

ギターとベースの違いについても初めての方にとっては「違いがわからない!」と声がよくあがっていますので、こちらも参考に違いをお伝えします。

音の違い

ギターがジャンジャンと高い音を出せる一方、ベースはボンボンと低音を出せる楽器となっています。

また、ギターでは複数の弦を同時に弾く「コード弾き」がメインなのに対し、ベースは1本ずつ弾く「単音弾き」がメインになります。

バンドの中ではリズム隊の一つとなり、ギターと見た目は似ていながらも、楽器としてはギターとは全く別の役割を持っています。

ギターとの見分け方

見た目の違いや見分け方は以下の通りです。

  • 弦が4本
  • 弦が太い
  • ネックが長い
  • 音が低く太い

1番の見分け方は弦の本数ですね。私も初めは「6弦がギターで、4弦なのがベース」と覚えました。

ただ、5弦ベース、6弦ベースといったベースも存在します・・・。ただ基本的にベースは4弦が主流ですので、とりあえずはそう覚えておきましょう。

ベースがおすすめはこんな人

メリット

  • ギターより簡単!?
    ギターに比べてベースは弦も少なく、1本ずつ弾く楽器なので、”初めてから1曲弾くまでの期間が短いのはベース”と言えるでしょう。
    ただしベースも奥が深いため、最終的な難易度はどっこいどっこいです。
  • 重低音が気持ちいい
    ベースの音はとてもシンプルで、ウーハーから出る重低音のようにズンズンと心を揺らす音がなります。
    ギターはジャカジャカとかき鳴らしてカッコいいイメージ。ベースは渋いイメージですね。
  • 演奏を支える担当
    バンドでのベースの立ち位置としては、前に出て目立つというよりは、ドラムと共に後ろから演奏を支えるようなイメージです。

デメリット

  • 一人で楽しみづらい
    好きな曲を流しながら合わせて弾いたり、ソロやフレーズ練習などは問題なくできるのですが、やはりベースは単体よりもバンドと合わせた時に本領を発揮する楽器なので、一人でも弾き語りなどできるギターと比べると楽しみ方は少ないかもしれません。
  • 弾き語りは難しい
    お笑い芸人の「はなわさん」がベースでの弾き語りコントで大ブレイクし、「佐賀県」という曲が大ヒットしたという例もありますが、基本的に弾き語りではベースよりもギターの方が音が多い分相性は良いです。

【レベル3】エレキギターの種類

  特徴
ストラト 人気NO1!万能ギター
レスポール 重いサウンドで人気
テレキャス 軽快なサウンド人気
SG ロックのリードが活きる
PRS ストラト✖️レスポール

ソリッドボディのエレキギターでは、様々なブランドが出しており、それによりデザインや特徴が異なります。

こちらも種類が多いため一見選ぶのが大変そうですが、3巨塔である「ストラト・レスポール・テレキャス」がメジャーで、それぞれ特徴がわかりやすいので、まずはこの中からあなたに合ったものを選ぶのがオススメです。

それでは一つずつチェックしていきましょう。

ストラトキャスター

エレキギターと言われてまず思いつくのが人気NO1で多くのアーティストが使用しているストラトキャスター。

どんなジャンルにでも対応できる万能ギターで、コードを弾くのもギターソロを弾くのも、POPS、ロックからジャズまでなんでもこれ一本でまかなえます。

初めてのエレキギターにはオススメの一本と言えるでしょう。

レスポール

丸みのあるデザインが特徴的なエレキギター。

他のギターよりも若干重量がありますが、その分音も重量感のあるパワフルな音となるため、激しめのロックには相性抜群です。

バンドでも使われていることが多く、シャープなストラトと違い、見た目でも選ばれることが多い人気のギターです。

テレキャスター

シンプルで小ぶりなとってもかわいいデザインで女性にも人気のエレキギターです。

特に高音域を活かすことができるので、コード弾きやカッティングなどチャカチャカ軽快で元気な音を出すことができます。

POPSやロックに相性が良く、ギターボーカルに使われる人も多いギターです。

SG

SGは人気ブランドギブソン・エピフォンから出ている、クワガタのような2本のツノがあるデザインのエレキギターです。

こちらはレスポールの後継機種で、レスポールよりも薄くて軽く演奏しやすくなっている反面、激しいロックとの相性が良いギターとなっています。

ギターボーカルでのコード弾きよりも、ロックをリードギターにてギターソロを弾きたい方などにおすすめしたい1本です。

PRS

PRS(ポールリードスミス)は創業1985年と後発ながら人気ブランドと肩を並べるまで人気となっています。

PRSのギターの特徴は「レスポールとストラトのハイブリッド」といったイメージで、激しくもシャープな質の高いサウンドが魅力です。

ギター自体も高水準・高品質なものとなっておりますが、その分他と比べて料金が高くなっています。

その他のギター

その他、ちょっと変わったギターも紹介します。

Vシェイプ

その名の通り、ボディが「V」の形になった変形ギター。ロック系のバンドでは一目で注目を集めることが出来るインパクトを持っています。

演奏面では弾きにくかったり、座って弾くのも少しコツがいるため初心者には向きません。

エクスプローラー

ギブソン社が出しているイナズマ型の変形ギターです。

見た目の通り、ハードロックやメタルと相性が良いですが、演奏面やギタースタンドに立てかけられないなどの癖が存在します。

7弦ギター

6弦よりも太い7弦が搭載されている特殊なギターです。

とにかく低く重い音が出ますので、ハードロックやヘビィメタルなどで輝きます。

演奏面では弦が増える分難易度が上がるのと、7弦対応の曲が少ないのは難点です。

ZO-3ギター

フェルナンデス社から発売されているギターで、その見た目の通りZO-3(ぞうさん)というネーミングもチャームです。

ZO-3ギターにはアンプ・スピーカーが内蔵されており、電池を入れてスイッチを入れるだけでエレキサウンドを出すことができる便利ギターです。

サイズも小さく持ち運びも楽なので、自宅での練習用やちょっとしたイベントなどに持っていくには便利です。

初めての1本というよりは、「サブ的に持っておくと面白い」というイメージです。(料金も3万円〜と安くはありません)

【レベル3】アコースティックギター(フォークギター)の種類

アコギ(フォークギター)に関しては、エレキギターのように明確に種類分けされているというよりは、メーカーによって個性が異なるといったイメージになっています。

その中でもいくつか種類がありますので、こちらも参考にしてみてください。

大きさ

まずアコギを買う上で選ぶ基準となるのが「大きさ」です。

一般的な大きさは「ドレッドノート」となり、それよりも小さいサイズの「Oシリーズ」、大きいサイズの「ジャンボ」があります。(呼び名はメーカーによって異なることがあります)

大きさで変わるのは以下の通りです。

  小さい 大きい
弾きやすさ 女性・子供でも弾きやすい 初めての方は指が届きにくい
音量 小さい 大きい
音質 優しく繊細 パワフル

それぞれメリット・デメリットがありますので、人や用途に合わせて選びましょう。

Oシリーズ

Oシリーズは一般的なアコギよりもコンパクトなギターです。

小さい順に、【0(シングルオー)<00(ダブルオー)<OOO(トリプルオー)】となっています。

女性や子供など指が小さい人は弾きやすかったり、音が小さいので自宅でも練習しやすかったりと活かせるシーンが多いですが、小さい分音の響きも小さくなるため、ライブ・レコーディングには向きません。

ドレッドノート

一般的なアコギのサイズをドレッドノートと言います。

女性や子供も、初めは大きいと感じるかもしれませんが、すぐに慣れるくらいの大きさなので問題はありません。

老若男女問わず、多くの方にオススメのサイズですので、迷ったらこちらを選びましょう。

ジャンボ

ギブソン社が出している、ドレッドノートよりも一回り大きなアコギです。

大きい分音もより力強くなり、コードを弾き鳴らすようなロックなどで活躍しますが、その分弾きづらい一面もあるため初心者には向きません。

デザインの種類

楽器において音以外に「見た目」も重要です。

構えてみて自分に合う物や、気に入るデザインの物を選ぶことで練習のモチベーションも上がります。

アコギのデザインに関しての種類も見ていきましょう。

一般的なアコギ(ひょうたん型)

アコギのデザインは上記画像のようなひょうたん型のものが一般的です。

細かな違いとして、肩に当たる部分が「なで肩」なものと「いかり型」のものがあります。

カッタウェイ

出典:Amazon

画像のように半分が抉り取られているようなものをカッタウェイと言います。

主にロックのギターソロなどで使われる12フレット以上の部分はアコギでは演奏する機会が少ないため押さえにくくなっているのですが、

カッタウェイがあることでそういったハイフレットも弾きやすくなっています。

普通に弾く分には必要性はありませんが、デザインで選ぶ方も多いです。

リーフホール

出典:Amazon

オベーション社のギターにあるエレアコ。見た目の通り、従来のような真ん中の穴が無く、リーフホールという大きさの違う複数の穴がサイドに作られているのが特徴です。

穴がない分、24フレットまで延長されていたり、ハウリングを抑えるような特徴がありますが、初めてのギターには向きません。

エレアコ

エレアコとは「ライブでも使えるアコギ」です。

見た目はアコギですが、シールド(ケーブル)を刺して、アンプ(スピーカー)に繋ぐと、アコギの音をスピーカーから出すことができます。

それによりライブやレコーディングなどでも使用できるようになります。

デメリットとしては、普通のアコギよりも値段が上がることですね。同じ予算であれば普通のアコギを選んだ方が質の良いものを選べます。

【レベル3】クラシックギターの種類

クラシックギターにもジャンルや出したい音に対していくつかの種類があります。

こちらもチェックしていきましょう。

クラシックギター

標準的なクラシック・ギターです。

弦はナイロン、ガット(羊の腸)を使われていることから「ナイロン弦ギター」「ガットギター」とも呼ばれます。

また、クラシックギターに使われる木材は大きく2つあり、それによって特徴が変わります。

  • スプルース(松)
    一般的なクラシックギター。セダーよりも芯がある音色で、様々な曲に対応できます。色は白っぽく、使い込んでくると色味も変化していき味が出てきます。
  • セダー(杉)
    スプルースよりもやわらかい素材で、優しく甘い音色が特徴です。色味は赤茶色っぽいアコギに近い色です。

迷った方やこだわりがない方はメジャーなスプルース(松)を選びましょう。

エレクトリック・ナイロン(ガット)ギター

クラシックギターにピックアップやイコライザーが付き、スピーカーにて音を出すことの出来るギターです。

「エレクラ」ではなく「エレガット」と呼ばれたりします。

ライブなどで演奏したい方におすすめのクラシックギターです。

ただし、通常のクラシックギターよりも小さめの物が多かったり、スピーカーを通さず直接出した時の音色が通常のクラシックギターよりも劣るため、ライブで使う予定のない場合や初めての方にはオススメしづらくなっています。

フラメンコギター

パッと見クラシックギターと似ていますが、通常のクラシックギターよりも弦長が長めで弦高が低く、本体も薄く軽くなっており、その名の通りフラメンコの演奏に適したギターとなっています。

まさに「フラメンコを弾きたい!」という方に合ったギターですね。

アルトギター

アルトギターは通常のクラシックギターよりも一回り小さく、より高い音が出ることで、ギターアンサンブルや民族音楽に使われることの多いギターです。

ただし、チューニングや弦の貼り方も特殊なため、初めての方には少し難易度が高くなりオススメできません。

コントラバスギター

コントラバスギターは通常のクラシックギターよりも一回り大きく、低い音が出ることで主にギターアンサンブルに使われます。

チューニングもクラシックギターより低く調弦するなど、初心者には向きません。

どれにする?ギターの選び方

最後に失敗しないギターの選び方をまとめて紹介していきます。

どのギターを選べばいいのかまだ迷っているあなたは是非参考にしてみてください!

定番のおすすめギター

初めての方におすすめの方法は「定番のギター」を選ぶということ。定番ということは多くの人が使っていて癖もなく、まず失敗しないと言えます。

そんな定番ギターは以下の通りです。

エレキ ストラト 万能ギター!エレキで悩んだらこちら!
レスポール ロックを弾きたいなら!
テレキャス POPS、ギターボーカルをやりたいなら!
アコギ ドレッドノート アコギの定番!

これらどれを持っておいても損はなし!是非好みで決めてみてください!

好きなアーティストで選ぶ

一番わかりやすいのは、好きなアーティストのギターと同じタイプ、似たものを選ぶということです。

そうすることで必然とあなたに合ったギターを選ぶことができますし、憧れのギタリストと同じギターを買えばモチベーションも上がって、毎日ギターを触るのが楽しみになってくるでしょう。

どのギターを使っているか見て分からない場合は、有名アーティストであれば、

「🔍 アーティスト名 使用ギター」

で検索すると出てくると思います。

もちろん、プロが使うギターは数十万円以上もしてしまうとは思いますが、全く同じものでなくても、近いモデルの安いものを選ぶというのもアリだと思います。

迷ったらエレキギターを買おう!

特にこだわりも好きなアーティストも特になく、どれを選べばいいか本当に迷ってしまっている人におすすめなのは、アコギよりもエレキギターを買いましょう!

エレキでも悩んだら是非定番!万能!人気のストラトキャスターがオススメ!もちろん料金も1万円〜3万円くらいのもので問題ありません。

以下2つの理由を解説します。

1、弾きやすい

エレキギターとアコギの違いの中に「弦」があります。エレキギターは振動を伝える役割があれば十分なため、比較的弦が細くなっています。

また弦高も低いため、より少ない力で押さえることができます。

一方アコギは、本体で音を出すため、より響く音を出すために太い弦となっており、弦高も高くなっています。

ギターを始めたばかりの時には、練習していると指が痛くなってしまったり、押さえているのに音が出ない!なんてことがよくあります。

エレキギターであれば、比べると音も出やすく指へのダメージも少ないため、初めての練習には適しています。

さらにストラトキャスターは変な癖もなく弾きやすいので、オススメです。

2、自宅で練習しやすい

楽器を練習する時の悩みとして「騒音問題」もあります。

アコギは、外で弾いても耳に届くくらいの音が鳴るため、集合住宅の場合では思いっきり弾くことが難しいデメリットがあります。

一方エレキギターはアンプに繋いでスピーカーから音を出すことが前提となっているため、エレキギター自体の音はとても小さく、外で弾いてもかき消されるくらいの音量になっています。

そのため、どちらかと言えば自宅でも練習しやすいですし、アンプの音もテレビくらいの音量に設定したり、ヘッドホンをつければ外に音も漏らしません。

 

ギターを早く上達するために重要なのは「たくさん弾くこと」であるので、

  • 指が痛いから今日の練習は辞めよう
  • 音がうるさいから、夜は練習しないようにしよう

となりやすいアコギよりもエレキギターの方が実際に練習時間も増え、より早く上達できるようになりそうです。

これらは「迷ったら」「どちらでもいいなら」ということで、もちろん、アコギが好きだったり、自宅でも問題ない場合にはお好きな方を選んでみてください!

まとめ

ギターの種類をまとめてみると、今回紹介した以外にも無数のギターが枝分かれして存在します。

そういったギターを見るだけでも楽しいですし、楽器屋に行くと「なんだこれは!」というようなギターにも出会うことができますね。

そんな中でも今回はまず知っておきたい定番のギターを中心にまとめてみました。

是非参考にして、あなたに合ったギターを見つけてみてくださいね!

 

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