「ギターが全然上手くならない!!」
初めは楽しかったギターも、やればやるほど段々成長が止まってきて落ち込む時期がどうしてもきますよね。
RPGゲームでも同じですよね。初めは全然イージーでどんどんレベルが上がるので楽しいのですが、ある所までいくと敵が強くなってきて、レベルも段々上がりづらくなってきてしまいます。
ギターの練習はとても地味ですしすぐに上手くなるわけではないので、「いつまでやればいいのか」と不安になったり、そもそも何をやればいいのか分からなくなってしまうかもしれません。
というわけで早速ギターが伸び悩んでいるあなたへ向けて「ギター上達法」をお伝えしていきたいのですが、「ギターを始めたて」の人から「コードで躓いている」という人まで、置かれている状況は様々。
また、「テクニックを覚えたい!」「リズム感を良くしたい!」などなど”ギターが上手い”という定義も人それぞれだったりします。
そこで今回は、ギターが上手くなるためのあらゆる方法を17つにまとめて紹介していきたいと思います。
全部読むことで「こんな方法があるんだ」と気付くことができますし、その中からあなたに合うものを探していただければ、「あなたが上手くなるためやるべきこと」を理解することができます。
是非こちらを参考にして、毎日のギター練習にお役立てていただけたらと思います。
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目次
準備すること
まずはギターを上手くなるために「準備すること」を紹介していきます。
ちょっとしたことでも練習量が増えたり、練習の質も高まりますので、チェックしていきましょう。
1、自宅で練習する
ギターはたくさん触った方が上達するので、できるだけ自宅で練習できる環境を作りましょう。
スタジオやカラオケなど外で練習するとどうしても練習量が減りますし、お金もかかってしまうので気軽に練習できません。
ちなみに自宅で音を出せない場合には、アコースティックギターではなくエレキギターがオススメです。
アコギは外で弾いても響くくらい音量が出るので、自宅で本意気で弾くと近所迷惑になりそうですが、エレキギターの生音であればかなり音は小さいので、比較的練習しやすいと思います。
(アコギをやりたい方も、自宅では練習用にエレキを買って、場所によって使い分けるという方法もオススメです。)
2、スタンドに立てる
ギターはスタンドを買って立てておくようにしましょう。
ギターをケースにしまってしまうと、練習しようと思った時に毎回ケースから出す手間が出てきてしまいます。
実はこれがとても大きくて、やはりスタンドに立てておいていつでも目に付き、すぐに手に取れる場所においてある方が練習量がグンと増えます。
スタンドも1,000円前後で安いので、購入してリビングなどあなたがいつもいるスペースに置くようにしてみてください。
3、アンプを使う
エレキギターの場合は練習もアンプを繋いで行うようにしましょう。
エレキギターはアンプに繋いで大きい音を出せるのが魅力の一つなので、アンプに繋ぐのと繋がないのとでは楽しさが全然変わります。
また、大きい音で練習することで、ただ弾くだけでなく「ここはもっと強めに弾いた方がいいな」「ノイズが入るから注意しよう」などなど、細かいニュアンスまで分かるようになるので、より上達します。
「自宅で音を出せない!」
という場合には、アンプにヘッドホンを差して練習しましょう。周りに音も出ませんし、ヘッドホンをすることでさらに細かい音を聞きながら練習することができます。
4、クリーントーンで練習
ロックが好きな人は音を歪ませたくなりますが、始めたての頃は基本クリーントーンで、歪ませずに練習しましょう。
(クリーントーンとは「チャンチャ〜ン♪」と加工されていないキレイな音です)
音を歪ませるとかっこいいですし弾いていて気持ちがいいのですが、歪んでいる分、ある程度のミスが誤魔化せてしまいます。
クリーントーンにするとミスが目立つので、より丁寧に練習することが出来るようになります。
練習でのポイント
続いてはギターを練習する上で気をつけたいポイントや、さらに上達するワンポイントを紹介していきます。
ただ練習するよりも効率が良く、成果もグンと上がりますので、チェックしていきましょう。
5、時間を決める
ギターが上手くなるための手っ取り早い方法は「とにかく長い時間練習すること」ではありますが、長時間練習していると段々と疲れてきたり、どうしても雑になってきてしまいます。
毎日ただダラダラと数時間練習するよりも、「1日1時間!」と決めてその時間は集中して練習した方がメリハリも付いてより上達するでしょう。
時間は短くてもいいので出来るだけ毎日、その時間だけは集中して練習していきましょう。
6、同時進行で複数練習する
一つの練習ばかりをやっていると飽きてしまったり、難しいと行き詰まってしまい、「もう無理・・・」と挫折してしまいがちです。
初心者の場合には「基礎練習とコードの練習」という風に、普段の練習は2つの練習を同時進行でやっていくと飽きずに楽しく練習することができます。
7、動画を撮る
「ある程度弾けるようになったな」と思ったら、一度スマホで動画を撮って演奏してみましょう。
練習中は演奏に集中してしまうので、実際には弾けてない部分があったとしても気づけない場合があります。
動画を見ながら客観的にチェックして、細かいミスなどを見つけてみるとより上手く弾けるようになります。
また、ギターは耳で聴かせるだけでなく、目で魅せられる楽器でもあります。
同じフレーズを弾いていても、棒立ちで弾くよりも感情を込めて動きながら弾いた方が上手く魅せることができます。
本番だと思って立って弾き、それを動画に撮ってみると「下ばかり見ていてつまらないな」「もっとこうした方がかっこいいかな」とたくさん課題が見つかります。
8、レコーディングする
初心者から上級者まで、大きく成長出来るのがレコーディングです。
自分のCDを作るテイで、ギターの演奏を録音してみましょう。レコーディングは基本ノーミスで演奏しなくてはならないので、簡単な曲でも正確に弾くのがどれだけ難しいかに気が付けます。
一度も間違えることなく、少しもリズムがズレずに曲に合わせてレコーディングしてみると、かなり集中もできますしより濃い練習ができます。
レコーディング機材がない場合も、「弾いてみた動画」を撮るイメージで、スマホをセットし、曲に合わせて弾いてみてください!
9、ライブをする
練習ではなく本番、つまり”ライブ”をすることは、どの練習よりも成長することができます。
まず、ライブ日までに曲を覚えなくてはいけません。ギターでもなんでもそうですが、人は期限があると集中して頑張れますよね。
また、人前でライブをするとどうしても練習の半分くらいしか成果が出せません。自分では出来ていたと思っていたことも、ライブになると出来なくなるので「もっと練習しなきゃ」とモチベーションも上がりますね。
さらに、ライブは”失敗”を経験できます。そして失敗は成長に欠かせないエッセンスです。家でいくら練習していても失敗することはありません。
そして、バンドを組むことで同じ仲間ができます。一人でやるよりも仲間がいた方が刺激にもなりますし、時には支えてくれたり楽しさも何倍にもなるでしょう。
ギターの成長に限界を感じてきたら、是非バンドを組んでライブを経験してみましょう!
10、他のパートも経験する
ギターは目立つ立ち位置なので、ギターだけをしていると自分の演奏に集中してしまいますが、特にバンドで演奏する場合にはギター以外のパートも経験してみると、
「ここはドラムが目立つところだから、少し抑えて弾こう」
「せっかく練習したギターを聞いてもらいたいから音を大きめにしてたけど、全体のバランスも見て音作りをしよう」
などなど、他のパートから見たギターの立ち位置もしっかりと理解できてくるので、実はギター自体にも役立てることができます。
ある程度ギターを弾けるようになったら、他のパートに挑戦してみるのも面白いですし、ギタープレイにも大きく影響を与えられるでしょう。
具体的な練習方法
続いては、具体的にどんな練習をしたら上達するのかを見ていきたいと思います。
どれも初心者の方でもやりやすいものになっていますので、挑戦してみてください。
11、レベル順に練習
ギターはとっても簡単な楽器で、老若男女だれでも弾くことができる楽器です。
ですが、その中でも難しくて挫折してしまう人がいます。その理由の多くは「いきなり難しい練習をしてしまうから」だと思います。(例をあげるなら、いきなり曲を弾こうとしてしまうことですね。)
なんでもそうですが、ギター練習にもちゃんと順序があります。そして、レベル順に1から進めていけば挫折せず確実に上達していくことが出来ます。
上手くなろうと焦らずに、順序に沿って丁寧に練習していきましょう!
12、初めはゆっくり練習する
初心者でも難しい曲を弾く方法があります。それは「ゆっくり弾く」ということ。
曲の練習でもフレーズの練習でも、まずは誰でも弾けるくらいゆっくり練習し、徐々に速度を上げていけば必ず弾けるようになります。(例えばYouTubeなら再生速度を変える機能が付いているので活用してみましょう)
ギターを練習していると段々と速い速度で弾きたくなってきたりしますよね。ですが、速くなっていくごとに雑にもなっていきがちです。
練習とは「ミスなく弾く練習」でもあるので、必ずミスしない速度から始めて、少しずつ速度を上げて丁寧に練習していくと、より練習の質が高まります。
13、基礎練習する
ギターを始めてまずやりたい練習であり、プロギタリストでも欠かさずやっている練習が「基礎練習」です。
ギター初心者の方が特にぶつかる壁は、
- 指のチカラがなくて押さえても音が鳴らない
- 指の関節が開かなくて届かない
- 小指や薬指など、指を自由自在に動かせない
ということがありますよね。
実はこれは当たり前で、今までの人生でこんなに細かい動きをしてこなかったのにいきなり曲の練習をしてしまうと「絶対無理!!」となってしまうわけなんですね。
基礎練習とは指のトレーニングなので、この基礎練習でしっかりと指のチカラを付けてから曲の練習に入った方が楽に押さえることが出来るようになります。
筋トレと同じように、基礎練習はどれだけやればいいというものではなく、やればやるほどチカラが付いてくるものです。
初心者の方はもちろん、出来れば毎日、ギター練習をする前にはまずやり続けたい練習の一つです。
基礎練習「クロマチック」
代表的な基礎練習は「クロマチック」と呼ばれるものです。
やり方は簡単で、1・2・3・4フレットと順番に6弦から1弦まで弾いていき、最後まできたら次は1弦から「4・3・2・1フレット」と戻っていきます。
それが出来たらフレットを1つズラして「2・3・4・5フレット」と繰り返していく練習になります。
また、クロマチックには決まりがあります。
- 押さえる指は決まっている
1→人指し指・2→中指・3→薬指・4→小指 - オルタネイトで弾く
1(ダウン)・2(アップ)・3(ダウン)・4(アップ)
オルタネイトですが、ダウンとは上から下に向かって弾き、アップとは下から上に向かって弾きます。このようにダウン・アップ・ダウン・アップと弾くことを「オルタネイトピッキング」と言い、こちらも全ての演奏の基礎となります。
こちらは速く弾くことが大事なのではなく、ゆっくりと正確にノーミスで弾けるように練習した方が成果が出ます。
このクロマチックをやることで、弦を押さえる指のチカラが付き、薬指や小指まで自在に動かせるようになり、指の関節も広がってくるのでコードも楽に押さえられるようになります。
是非普段の練習に取り入れて日課にしてみてください!
14、弾き語り
コード練習をする時には、歌いながら練習した方がより上達します。
まず純粋に、弾きながら歌うと楽しいですし、それが好きな曲なら練習も楽しみになってきますよね。
また、例えば「メロは静かに弾いて、サビは盛り上げたいから大きく弾こう」というふうに、歌いながら弾くことによって曲全体のニュアンスが分かってくるので、ギターにも表現力が付いてきます。リズム感もよくなりますね。
「ボーカルじゃないから弾き語りは興味ない」
という人も、バンドをやる時にはコーラス・ハモリもあります。ただギターが弾けるだけでなく弾きながら歌えるというのはギタリストとしても大きな武器になるでしょう。
コード練習はU-FRETが便利
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UFRETとは、7万曲以上ものギターコードが掲載されている無料サイトです。アプリも無料で使えます。(ちなみに無断転載ではなくJASRACと契約されているちゃんとしたサービスです!)
コードをある程度覚えたら是非U-FRETを見ながら好きな曲で練習してみてくださいね!
15、好きな曲で練習する
「好きはものの上手なれ」と言われるように、ギターは好きなアーティストの好きな曲を練習するのが一番早く上達します。
また、バンドのパートの中でもギターは一番人気があります。いろんなジャンルを満遍なく出来るのもいいですが、それだとたくさんいる他のギタリストに埋もれてしまいがち。
それよりも、「これなら負けない!」というように好きなジャンルに特化して練習した方が、よりあなたの個性を活かすことが出来るようになるでしょう。
16、メトロノームを使う
「ギターが上手い人」と思い浮かべた時に、速弾きが出来たり上級テクニックが出来る人をイメージしますが、「リズム感」もとっても大事な要素です。
簡単なフレーズでも、ズレずにピッタリ合わせられるとノリやすくなりますし、逆にどれだけ上手くてもリズムが走ってしまったりもたってしまうと台無しです。
リズムトレーニングをするならメトロノームを使った練習が主流です。
メトロノームとは一定の音を刻んでくれるもので、速度も自由に変えることができます。
練習しているフレーズを覚えたら、メトロノームをまずは弾きやすい速度にして、クリック音に合わせて練習。弾けるようになったら徐々に速度を上げていきます。
また、速いだけでなくゆっくりの練習もしましょう。速度が遅いほど弾きやすくはなりますが、リズムに合わせるのは意外に難しくなります。
メトロノームは無料アプリにもありますし、以下のようにGoogle検索してみても使うこともできます。練習には欠かせないので用意しておきましょう。
17、アルペジオ
パッとギタープレイを見たときに、上手いかどうか注目してしまうのが「アルペジオ」です。
アルペジオとは、弦を1本ずつバラバラに弾く奏法で、弾くのが難しいのはもちろん、コードも全て押さえられていないと音が出ないので、ちゃんと弾くのはかなり難易度が高いです。
他の演奏はある程度ミスが合ったとしても目立ちませんし気が付かないこともありますが、特にアルペジオは1つミスっただけでも「あ!」と分かってしまいますし、逆に完璧に弾けたら「この人上手い!」とひと目で分からせることが出来ます。
私自身もアルペジオには苦手意識があったのですが、この練習をしたことで全体的にレベルが上がったと感じられたので、初心者の方にもオススメしたい練習の一つです。
練習動画
アルペジオの解説動画とTAB譜です。
全てオルタネイトで弾くので狙った弦を鳴らすのが大変ですが、初めはゆっくりの速度で練習してみましょう。
また、特にFコードが難関ですね。今までは弾けていたと思っても、アルペジオで弾いてみると「鳴ってない音がある!」という風に、今までしっかり押さえられていなかったことにも気づけたりします。
是非挑戦してみてください!
誰でも最短で確実に上手くなる方法
ここまで様々な上達方法を紹介してきましたが、やはり独学よりもギター教室などに通って上手い人に教わるのが最短で確実に上達できます。
独学よりも教わることでのメリットは大きく3つあります。
- 最短で上達できる
直接教えてもらったほうが理解も早く、何度も聞けるのでより早く弾けるようになります - 何をすればいいかが分かる
あなたがこれからするべき練習や、自分の弱点が分かるので、迷わずに練習できます - 細かいニュアンスまで分かる
指のチカラや手の角度など、見てもらわないと分からない細かいニュアンスまで身につけられます
もちろんギターは教則本もたくさんありますし、今ではYouTubeでもたくさんの練習法が出てきたりしますが、人によってやりたいこと・指の長さ・性格などは様々。
直接教わることで、より早く・確実に・しっかりと上達していくことができます。
一度しっかりと学びたいと思ったら、是非お近くのギター教室に足を運んでみましょう。
まとめ 〜上手いとは〜
以上17ものギター上達方法をまとめてきましたが、「ギターが上手い」とはどういうことか、それは人それぞれです。
人によっては「上級テクニックが出来ること」が上手いという人もいますし、リズムが1ミリもズレずに正確に弾ける人や、見た目のかっこよさを重視する人もいます。
是非、自分にとっての上手さを探しながら、それに向かって練習していきましょう。
また、メタルやジャズなどは別ですが、POPSなど一般的な音楽をやる場合、それを見る人のほとんどは音楽初心者です。
そういった人から見るとギターはみんな上手く見えてしまったり、逆にいくら難しいフレーズを弾いたとしても「よく分からない」なんて思われることもあります。
そこで重要なのは何かというと、音楽に詳しくない人でも分かりやすく、よりギターを上手く魅せる”表現力”だったりします。
例えば、チョーキングをする時には眉間にシワを寄せて体全体を使って引っ張り上げてみたり、ギターソロの時には前に出て片足をかけて弾いてみたり・・・。
私もそういうのを見て、「ギターの音はよく分からないけど、なんかかっこいい!!」なんて憧れたものです。
また、初心者の方でもすぐに上手く魅せる方法としては「自信を持って弾く」ということ。
ミスをしてしまったら笑ってしまったり慌てたりと顔に出てしまうケースも多いですが、実際には誰もミスに気づいていなかったのに、顔に出してしまうことで「ミスったのかな」と思われてしまいます。
たとえミスをしたとしても「アレンジですけど何か??」的な余裕な表情をしているだけでも、見る側に伝わるものは大きく変わります。
ここで紹介した上手く魅せるポイントを参考に、是非自信を持ってギターを楽しんでいきましょう!