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ギターFコードを完全攻略!簡単な押さえ方のコツ&指が短くても弾ける方法

ギターFコードを完全攻略!簡単な押さえ方のコツ&指が短くても弾ける方法

コードの中でも難しいとされている「Fコード」。

このFコードで挫折してしまう人も多くいるため、ギター初心者の間では「第一の難関」と呼ばれています。

しかし、多くの楽曲ではFコードが頻繁に使われているので、ギターを続ける上でFコードをマスターするのは必須。

逆に言えば、Fコードが弾けるようになれば数多くの曲が弾けるようになるので、本格的にギターが楽しくなってきます。

 

そこで今回は、初心者の方でも挫折せず確実にFコードが弾けるようになる方法をまとめてみました。

記事の流れはこのようになっています。

  1. Fコードの押さえ方とコツ
  2. Fコードが簡単に弾けるようになる練習方法
  3. 持っているだけで楽になるオススメアイテム

「Fコードは難しい」というイメージがありますが、そのほとんどが独学で練習してしまった人です。

しっかりと順序に沿って練習していけば誰でも弾けるようになりますし、もっと楽に弾けるコツや練習方法もありますので、この記事をご覧になればFコードもすぐに弾けるようになるでしょう。

Fコードに挫折しそうな人も、これからFコードの練習に入る人も、是非参考にしてみてください。

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Fコードの押さえ方

それではFコードの押さえ方に入っていきましょう。

Fコードに限らずですが、ギターは頭だけで覚えるのではなく、目と耳と手を使って、体全体で覚えた方が何倍も早くなります。

是非ギターを持って、一緒に練習してみてくださいね!

楽譜の見方 & 押さえる場所

こちらはダイヤグラムというFコードの簡易楽譜です。

  • 6本引かれている横線が「弦」を表していて、上から1弦・2弦となり、一番下が6弦になります。
  • 縦線はフレットとなり、左から1フレット・2フレットと数えていきます。

押さえる指は指定されているので、「人は人差し指・薬は薬指」という具合に押さえるようにしましょう。

実際に押さえてみるとこうなります。

押さえ方の順番としては、まず人差し指で1弦〜6弦全ての1フレットを押さえ、続いて薬指→小指→中指と上から順番に押さえていきます。

音でもチェック

続いてはFコードの音も確認してみましょう。

上記の音源は、Fを押さえた状態で6弦から1弦まで順番に鳴らしていき、最後に全ての弦を弾いています。

Fコードを押さえられたら6弦から順番に1本ずつ弾いていきましょう。もし鳴らない弦があれば、

  • キチンと押さえられていない
  • 他の指が弦に触れてしまっている

のどちらかだと思いますので、指の角度やチカラ加減を調節していきましょう。

「ちゃんと押さえているのに違う音が鳴る!」という場合には、おそらくチューニングがズレている可能性があるので、一度チューニングし直しましょう。

参考記事:ギターチューニングのやり方!チューナーなしでも開放弦の音を合わせられる!

セーハを完全制覇!7つのコツ

実際にFコードを押さえてみて一番難しいのが、人差し指で全ての弦を押さえる部分(こちらをセーハといいます)。

「指が届かない!」「手が痛い!」「音が鳴らない!」というように、一度でパッと押さえるのは難しいと思います。

というわけで続いては人指し指での”セーハ”のやり方を中心に、Fコードを正しく押さえられるコツを紹介していきます。

セーハのコツ①
フレットギリギリを押さえる

基本的に弦はフレットギリギリを押さえた方がキレイな音が鳴ります。

また、その他の指も届きやすくなって全体的にも押さえやすくなるため、人指し指でのセーハはフレットギリギリを押さえるようにしましょう。

セーハのコツ②
ねじるように押さえる

 

人差し指で1フレット全部をセーハする際、挟むよりもねじるようにした方が物理的にチカラが入りやすくなります。

画像のように親指は2フレット当たりの位置まで下げて、人指し指を少し内側に傾けながら手首をねじるイメージで押さえてみましょう。

 

また、指は真っ直ぐではなく画像のように少し傾けて押さえるようにしましょう。

人差し指を見てみると関節が溝になっていますよね。そのまま指をまっすぐ押さえると溝に当たる弦が押さえづらくなってしまいます。

セーハのコツ③
6・1・2弦に意識

Fコードを良く見てみると、1フレット全ての弦を人差し指で押さえてはいますが、5・4・3弦に関しては他の指で押さえているので、実際に1フレットで鳴っているのは「6・1・2弦」の3本だけです。

つまり、人差し指のセーハは「6・1・2弦」さえ押さえられていればOKということになります。

セーハした時に、指全体や、真ん中にチカラを集中してしまいがちですが、実際は指先の6弦と、指の付け根の1・2弦に意識をおくようにしてみてください。

セーハのコツ④
フレットを変えて練習

Fコードの押さえ方は、フレットをズラしても音を鳴らすことができます。(音階は変わってしまいますが、)

アコギは特にですが、1フレットは弦が硬くて押さえている人差し指が痛くなったりチカラが入らない場合もあるかもしれません。

そういった場合には、「まずは7フレットあたりで練習をし、弾けるようになったら本来の位置に戻す」というやり方も試してみましょう。

その他のコツ⑤
指を立てて押さえる

人指し指以外の「薬指・中指・小指」は指が寝ないように立てて、指の腹ではなく指先で押さえるようにしましょう。

指が寝てしまうと他の弦に触れてしまい、音が鳴らなくなってしまいます。

狙ったところをピンポイントで押さえられるように、上から下に押すように指を立てて押さえます。

その他のコツ⑥
手首をグイっと入れ込む

手のポジションですが、しっかりと指を立てて押さえるために、正面から見たら手の甲が見えるくらい手首をグッと入れ込んで押さえましょう。

また、手を入れ込むので親指の位置もネックの真ん中らへんにくるようにします。

始めは手首が痛くなるかもしれませんがだんだん慣れてきますので、無理をせず休憩しながら練習していきましょう。

その他のコツ⑦
チカラはいらない

押さえても上手く音が出ない場合、「握力が足りない」「筋力付けなきゃ」と思ってしまいがちですが、ギターの弦を押さえるのにチカラはいりません。

試しに、1本の弦を人差し指で押さえてみてください。ほんの少しのチカラでも押さえられますよね。

ギターに限らず、体を使うものは全て脱力が大事です。プロギタリストを見ても、力いっぱい押さえている人はいなく、軽やかに押さえていると思います。

もしFコードの練習中に「チカラが入らない!」「関節や指先が痛い!」と思ったら、さらにチカラをいれるのではなく逆にチカラを抜いて、

「どうやったら楽に押さえられるか」

を探してみるのが、上手く弾ける&長く続けられるコツです。

【これで代用!簡易Fコード】

Fコードの5・6弦を諦めて、1〜4弦だけを押さえて弾く簡易バージョンがあります。Cコードと形が似ているので、非常に押さえやすくなりますね。

Fコードではこの押さえ方でも「Fっぽい音」を出すことができます。また曲中のFコードをこちらに変えてみても一般の人なら絶対に気づかれません。(私もしばらくこの押さえ方で誤魔化していました・・・)

 

Fコードだけでなく、人差し指でセーハする押さえ方はこれからもたくさん出てくるので、ギターを続ける上ではマスターしておきたい所ではあるのですが、しっかりとFコードを弾けるようになるにはかなり時間がかかります。(人によっては数ヶ月かかることもあります。)

「どうしてもFコードが弾けなくて挫折しそう!!」

となってしまいそうな場合には、とりあえずこちらの押さえ方で代用しておいて、同時進行で正しいFコードの練習をするという方法もアリですね。

Fコードが楽に弾ける練習方法【クロマチック】

Fコードの練習の前にしておきたいことがあります。それは「指のチカラをつける」ということです。

指のチカラが付いていない状態でいきなりFコードの練習をしても、

  1. 指にチカラが入らなくて、ちゃんと押さえられない!
  2. 人差し指でセーハした状態で薬指が届かない!

と挫折してしまいます。

マラソンに例えると、いきなりFコードを押さえるというのは「いきなりマラソン大会に出る」ようなもの。体力もない状態でいきなりやってみても途中で「もう無理!」「向いてないのかも!」とリタイア(挫折)してしまうかもしれません。

同じように、指が動かなかったりチカラが入らない状態でFコードの練習をするよりも、まず先に指のチカラを付けてから練習した方が、Fコードに入った時に楽に押さえられるようになります。

 

というわけで続いては、そんな指の基礎体力をつける練習方法【クロマチック】を紹介していきます。

上手く押さえられないと苦戦している方は是非こちらも試してみてください!

クロマチックのやり方

指のチカラを付けるオススメの練習法は「クロマチック」と言います。

クロマチックはいわゆる「指の運動」で、これを行うことでこんな効力があります。

  • 押さえるチカラが付く
  • 全ての指が自在に動かせるようになる
  • 指の関節が広がり届きやすくなる

誰でも簡単に出来るものですし、クロマチックで指のチカラを付けてからFコードを押さえてみると、楽に押さえられるようになります。

動画と合わせてやり方を紹介していきますのでチェックしていきましょう。

  1. 6弦の1フレットから順番に1234と弾く
  2. 続いて5弦も同じように1234、次に4弦を1234・・・と、1弦まで繰り返す
  3. 1弦まで来たら、次は4321と逆に弾き、6弦まで戻る

ここまで出来たら次は全部のフレットを1つズラして、2345と繰り返していきます。

また、クロマチックには以下のルールがあります。

(上記動画は速度が早いので、始めは速度をゆっくりに落としてください)

ポイント1、押さえる指は決まっています

クロマチックで押さえる指は以下の通り。

【1=人差し指・2=中指・3=薬指・4=小指】

初めは薬指・小指が思うように動かないと思いますが、しっかり丁寧に練習することで指の押さえるチカラが付いてきます。

ポイント2、親指の向きと位置に注意

押さえている手の親指はネックの真ん中らへんに、真上を向いている状態をキープしましょう。

はじめはどうしても段々と親指が横を向いてしまったり、親指がネックの上に飛び出してしまったりしまうかもしれません。

親指にも意識しながら練習していくとだんだん固定出来るようになります。

ポイント3、右手は上下に弾く

弾く方の手(右手)にもルールがあります。

【1(ダウン)・2(アップ)・3(ダウン)・4(アップ)】

ダウンとは上から下に向かって弾き、アップとは下から上に向かって弾きます。

このようにダウン・アップ・ダウン・アップと弾くことを「オルタネイトピッキング」と言い、こちらも全ての演奏の基礎となります。

ポイント4、ゆっくり正確に!

動画はかなり速い速度で行っていますが、クロマチックの練習の目的は速く弾けるようになることではなく、全ての指を正確に動かせるようになることです。

練習していると速く弾きたくなってしまいますが、その分雑になってしまい雑に弾くのが癖になってしまいます。

本当にゆっくりでいいので確実に、しっかりと一回も弾き間違えることなく毎回キレイな音が出るように練習していきましょう。

ポイント5、練習前に行う

クロマチックは一日やっても効果は出るものではなく、毎日やることで徐々にチカラが付いてくるものです。

練習の目安としては、「ギターを触ったらまずクロマチックを行い、その後にFコードなどの練習をしていく」という風に、日々の練習の日課にすると効果が出やすいです。

また、クロマチックを先にすることで指の準備運動にもなるので、Fコードもより押さえやすくなるでしょう。是非練習前に習慣づけてやるようにしてみてください。

応用編

クロマチックは以下のように1から始める全ての組み合わせで練習することが出来ます。

  • 1243↔4312
  • 1324↔4231
  • 1342↔4213
  • 1432↔4123
  • 1423↔4132

パターンが変わるだけでさらに難しくなりますが、挑戦してみてください。

おすすめアイテム

Fコードが押さえられない理由として、そもそもギター本体に問題がある場合もあります。

なので、続いては、「これを使うだけで楽にFコードが押さえられるようになった!」

という便利アイテムを紹介していきます。

Fコードの練習に合わせてこちらもチェックしてみてください。

細い弦を使う

長いこと弦を変えていなかったり、しっかりと手入れをしていない弦が錆びてくるので、押さえた時に指が痛くなってしまいます。

そんな時には新しい弦に変えてみるのも一つの手ですね。またその時にはもっと細い弦を選ぶと、ちょっとのチカラで軽く押さえられるようになるのでビックリするくらい弾きやすくなります。

一番細い弦は「エクストラゲージ」という弦です。細い分音も軽くはなってしまうのですが、弦は消耗品なので「練習の段階では細い弦を使い、慣れてきたら太くしていく」という流れがオススメです。

潤滑剤を使う

弦の滑りを良くするギター専用の「潤滑剤」が売られています。塗るタイプとスプレータイプがありますが、こちらを付けると弦がツルッツルになるので押さえやすくなります。

弦も使い続けていると弦のコーティングがどんどん剥がれていくため、滑りが悪くなり弦も硬くなってきてしまいます。練習していて「弦が硬いな」「指が痛い」と思った時には潤滑剤でコーティングすると、練習も楽になるでしょう。

この潤滑剤は長く使い続けられるものでギタリストなら一つは持っているものなので、「細い弦を使いたくない」「弦をしばらく変えていない」という人はもちろん、1本は用意しておくと便利です。

アコギよりエレキの方が押さえやすい

エレキギターとアコースティックギターはどちらも同じギターですし、Fコードの弾き方も押さえ方も同じです。

しかし、アコースティックギターの方が大きく、弦やネックも太いので、エレキギターと比べると押さえにくくなっています。

例えば、アコギを弾いていて難しい場合は、まずはエレキギターで練習してからアコギに持ち変えるという方法もあります。

もし両方持っている場合や、アコギで練習している人は是非エレキギターから練習してみましょう。

みんなの口コミ

ギターの練習というのはとても孤独なものですよね。

みんなで練習していれば意見交換をしたり慰め合うこともできますが、一人だとどうしても「こんなの出来る人いるのかな・・・」「みんなどうやって練習してるの?」と不安になるかもしれません。

そこで最後に、Fコードにまつわる口コミもまとめてみました。落ち込みそうになった時にはチェックしてみてください。

やはり難しいFコード

やはりみなさんFコードに苦戦しているようですね。

私自身も初めは押さえても音が出なくて毎日一生懸命練習したのを覚えています。

Fコードは誰でも弾ける!

Fコードは、「今までの人生ではしてこなかったであろう押さえ方」をします。

なので、始めてやった時には「こんなの無理!」と思ってしまうかもしれません。

また、手が小さかったり指が短かったりと、そういったことが原因なのかと考えるかもしれません。

もちろん人によって不向きはあるかもしれませんが、それでもギターは誰でも弾けます。女性はもちろん、小学一年生の子供も大人のギターを平気で弾けるようになっています。

 

私も車の免許で挫折しそうになった時に、友人にこんなことを言われて気が楽になったことを覚えています。

「おじいちゃんでも運転してるのに、あんたに取れないはずがない」

Fコードもおじいちゃんから子供まで弾いています。自身を持って練習しましょう。

すぐには弾けない!

正直Fコードを完璧に弾けるようになるには時間がかかります。500回は言い過ぎかもしれませんが、人によっては数ヶ月かかることもあります。

この記事に出てくる方法やコツを使えば、早くて1週間ほどで弾けるようになると思いますが、やはり1日・2日では弾けるようにはなりません。

もうちょっとで弾けるようになったかもしれないのに、数回練習して「駄目だ・・・」と挫折するのはとても勿体ないですね。

Fコードはある程度時間がかかることを前提に、心に余裕を持って練習しましょう。

私のギターでの座右の銘は「1日1ミリ」。

Fコードで指が届かない時には、1日1ミリ近づけられたら、それを10日間続ければ1センチにもなります。

Fはたくさん出てくる

有名楽曲の多くにFコードが出てきます。

逆を言えば、Fコードさえ弾けるようになれば色んな曲が弾けるようになります。

ここで紹介した押さえ方やコツを参考にしながら、楽しんで練習していきましょう。

弾けるようになったら覚えよう!派生コード

Fコードが弾けるようになったら、続いては「マイナー・セブンス」といった派生コードも覚えていきましょう。

Fコードの種類

Fコードは正確には「Fメジャーコード」と言いますが、楽曲中には「m(マイナー)」「7(セブンス)」「m7(マイナーセブンス)」などの派生コードも出てくることがあります。

どれも人指し指でセーハするのは変わらず、押さえる場所がそれぞれ変わります。

押さえ方としては、

  • m:Fの中指を抜く
  • 7:Fの小指を抜く
  • m7:Fの中指・小指を抜く

一見バラバラに見えますが、上の法則を覚えておけば簡単です。

メジャー・マイナーとは

メジャーコードを日本語にすると「長調」となり、「明るい」という意味があります。

マイナーコードは「単調」とも呼ばれ、「暗い」という意味になります。

例えばPOPSなどの明るい曲にはFメジャーが使われたり、バラード曲には「Fマイナー」が使われたりすることがあります。

また、セブンスコードはブルース調のオシャレなイメージになり、マイナーセブンスはその暗いバージョンになります。

その他にも派生コードはたくさんありますが、まずは出てくる頻度の高いこの4つのコードから覚えておきましょう。

まとめ

ギターというゲームがあった場合、Fコードは一面のボスです。

しかし、多くの人はレベル1でFコードに挑戦しまい、当たり前のように挫折してしまいます。

なので、まずはしっかりとレベルを上げてからFコードに挑戦しましょう。

【Fコード推奨レベル】

  • クロマチックを練習している
  • ローコード(C・A・G・E・Dコード)が弾ける

最低でもこの2つができていれば、Fコードは数段楽に弾けるようになるでしょう。

 

また、装備もしっかりと整えておきましょう。Fコードがちょっと楽になるオススメアイテムはこちら。

  1. 細い弦
  2. 潤滑剤

弦が太かったり硬いと指が痛くなりますし押さえるチカラも必要になります。

細い弦に変えて、潤滑剤を使うことで弦がツルツルになるので、少しのチカラでも弦が押さえられますし、長時間練習しても指が痛くなりません。

 

Fコードは初めは難しいですが、弾けるようになるととっても楽しくなります。

是非こちらの記事を参考に、Fコードをマスターしていきましょう!!

 

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