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ベース界の王様!フェンダーベースの種類と初心者にもおすすめシリーズを紹介

ベース界の王様!フェンダーベースの種類と初心者にもおすすめシリーズを紹介

世界中で様々なメーカーがエレキベースを発売し、各社とも独自の技術や最新の設備などで日々凌ぎを削り合っています。

そんな中、長きにわたってトップを走り続けるメーカ、それこそ世界一有名と言っても良い楽器メーカーである「Fender」です。

長い歴史で培われた技術と伝統は、世界中のベースプレイヤーを魅了しトップアーティストから絶対的な信頼を得てきました。

最近ではそのロゴがアパレルショップのTシャツのデザインなどにも採用され、音楽をやっていなくてもそのロゴは目にしたことがある、名前は聞いたことがある、なんていう人も多いかと思います。

そして、これからベースを始めたいと思っている方が、自分のベースを買うためにインターネットなどでで検索しても、必ずと言って良いほどこのFenderのベースが出てくるのではないかと思います。

先ほど書いたように、世界のトップを走っているアーティストたちから高い評価を得ている傍、もっとたくさんの方に音楽を始めて欲しいという思いから、初心者の方でも手の出しやすい価格帯のものも多く発売されるようになりました。

そこで今回は、これからベースの購入を検討されている方、新しくフェンダーベースが欲しいと思っている方に向けて、フェンダーベースの魅力を説明するとともに、様々なラインナップを紹介してみたいと思います。

新しい相棒となるベース選びの参考になればと思います。

Fenderとは

1946年にレオ・フェンダーによって創業された老舗楽器メーカーで、はじめはエレクトリックギター・アンプを主に製造していた。

エレクトリックギター自体は1920年台後半から多くの業者によって製造されていたが、そのほとんどがホロウボディ(ボディ内部が空洞の状態)のものだった。

そんな中、フェンダーが1948年にソリッドボディ(ボディ内ぶが空洞になっていない状態)のエレクトリックギターの試作品を完成させ、翌年「エスクワイヤー」として発表し、その翌年には現在でも多くのファンがいる「テレキャスター」の元となる「ブロードキャスター」というギターを発表した。

後にこのテレキャスターというギターは、世界初の量産型ソリッドギターとして世界中に革新をもたらしていく。

そして同年の1951年に世界初となるエレクトリックベースを発表。

これが最も歴史のあるエレクトリックベースである「プレシジョンベース」の誕生だった。

このプレシジョンベースというのは、アンプで音を増幅し大きなステージで演奏することを目的として誕生した楽器で、これが誕生するまでのは低音域を担当する楽器等のは「コントラバス」でした。

スケールも非常に長くフレットレスであることから、正しい音程を取ることが難しく、プレイアビリティも決して良いとは言えませんでした。

対してプレシジョンベースはアンプでの音の増幅が前提の楽器ですので、ボディを大きくする必要がないためプレイアビリティの向上を実現。

さらにフレットというシステムを採用し誰でも正確な音程を得ることができるということからも、当時革命的であった。

プレシジョンベースの「プレシジョン」というのは(正確な)という意味の言葉で、名前にその音程の背覚醒をつけられるほど、同時では革新的だったことが窺えますね。

その後、1960年にフェンダーのもう一つの看板ベースである「ジャズベース」を発表します。

これがまさにエレクトリックベースの完成形ともいえる、プレイヤーが求める全ての要素が凝縮されたようなベースで、瞬く間に世界中に広がりを見せ、一躍フェンダーの名前を確固たるものとしました。

1960年台前半にはほぼ基本スペックが完成していたというほど発売当初から高い完成度を誇った楽器で、先に発表されていたプレシジョンベースを、より弾きやすく幅広いジャンルに対応できるように「楽器としての可能性」を追い求めて作られた楽器です。

サウンドメイクのバリエーション、レンジの広さ、プレイアビリティの良さなど、どの点で見ても圧倒的にジャスベースの方がプレシジョンベースよりも優っている点が多く、多くのベースプレイヤーは「フェンダーのジャズベースがあればどんな現場でも事足りる」と絶対的な信頼と支持を寄せています。

まさにエレクトリックギターの完成形として、世界中のベースプレイヤーから愛される最高のベースが誕生したというわけです。

こうしてフェンダーはエレクトリックベース界で唯一無二の存在としてNo.1の地位を手に入れました。

プレシジョンベースとジャズベースの違い

フェンダーのベースは先ほどの説明でも合ったように、大きく分けると「プレシジョンベース」と「ジャズベース」に分けることができます。

もちろんどちらも素晴らしいベースなのですが、どのような特徴を持っているのでしょうか?

これからベースの購入を検討している方のために、この2つのベースの違いを様々な角度から比べてみたいと思います。

プレシジョンベース

先ほどの説明でも合った通り、このプレシジョンベースこそ最も古いエレキベースです。

性能や万能さでは改良型であるジャズベースに軍配が上がりますが、それでもなお今現在高い人気を誇っているのにはもちろん理由があります。

プレシジョンベース最大の魅力はなんと言ってもその「無骨なサウンド」にあります。

アナログ感のある味わい深いサウンドでまさに玄人好みのベースと言えるでしょう。

強く押し出された中音域は荒々しさも兼ね備えており、ピックなどでのゴリゴリとしたロックプレイにも良い個性を発揮してくれます。

ネックはジャズベースに比べ太めですが、その分サウンドも太く男らしいサウンドキャラクターです。

編成が少なめのロックバンドなんかではこの個性を十分に生かし、演奏全体にふくよかさをプラスしてくれるでしょう。

ぶりっとした立ち上がりのいい抜けのあるサウンドは多くのミュージシャンを魅了しています。

しかし、サウンドメイキングの幅はどちらかというと狭く、高音域が出にくいため、スラップなど高音域もしっかりと使うような奏法を多用するジャンルにはあまり適さないかもしれません。

ネックも太いため、プレイアビリティの面でも手の小さい人には不向きなようです。

ジャズベース

プレシジョンベースを元に改良を重ねたモデルのため、基本的にはジャズベースの方が様々な面でプレシジョンベースよりも優っていると言えます。

低音域から高音域までバランス良く発音され、幅広いサウンドメイキングが可能です。

全体的に引き締まったクリアな印象のサウンドキャラクターで、どんなジャンルの音楽でも通用します。

低音をしっかり響かせながら、ジャリっとした高音を生かすいわゆる「ドンシャリサウンド」がしっかりと作れるのも一つメリットですね。

このような音のキャラクターは非常に現代風で、しっかりとした低音・高音が要求されるスラップなどでもしっかりとバキバキした音を鳴らしてくれますので向いていると言えます。

逆にいうと、サウンド名金がうの幅が広いので、音作りを間違えると他の楽器の音行きたいとかぶってしまったりなんてこともありますので、そこは少し注意が必要かもしれません。

ネックもプレシジョンベースに比べ細く作られていますので、手の小さい人でも高いプレイアビリヒを感じることができるでしょう。

ピックアップがフロント取り後で合計2つ取り付けられており、それぞれがボリューム調整できるのぶと、統一のトーンのぶが搭載される「2ボリューム1トーン」が一般的な仕様となっています。

どっちがおすすめ?

どちらも様々な魅力の詰まった素晴らしい楽器であることは言うまでもありません。

それを踏まえて上で、筆者が初心者の方にお勧めするのは「ジャズベース」です。

プレイアビリティの高さや、サウンドの汎用性などから、一本目に持っておけばまず間違いなくどんなジャンルでも対応できるといえるからです。

しかし、これも実際のところどちらでも良いのかもしれません。

少し無責任な書き方ではありますが、実際プレシジョンベースを1本目に購入したとしてもジャズベースを購入したとしても、初めてですから弾きやすいか弾きにくいかなんてわからないと思います。

それに人間は何事にもなれていく生き物ですので、プレシジョンベースを購入しても絶対にその楽器に慣れていきます。

なんなら、いくらジャズベースが一般的にプレイアビリティが高いと言われていたも、プレシジョンベースに慣れてしまった人からは「なにこれネック細っ!弾きにくいわー」となってしまうかもしれません。

なので筆者が初めて楽器を買う際にいつも言うのは、「見た目だけで選べ!」と言います。

音の良し悪しやサウンドキャラクターなんか当然始めはわからないと思いますし、なんにせよ初めのうちに練習意欲を駆り立てるものというのは「見た目」が全てだと思うからです。

例えば、「あのアーティストさんみたいにカッコよく弾きたいなー」というのも、結局見た目からくるものですよね。

自分が”かっこいい!””かわいい!”と思えるお気に入りの楽器じゃないと手にとって練習しようという気にならないのです。

なので、サウンドキャラクターがどうとか、プレイアビリティがどうとか、ジャズベースかプレシジョンベースかとか難しいことを考えずに、楽器屋さんにいって適当に楽器を眺めていたときに、「あっ!これ良いな!」と目に留まったものを買うのが一番良いです。

その中で値段などを考慮し、今自分が買える最高にかっこいいと思える楽器を購入することをお勧めします。

フェンダーの各シリーズについて

それでは、フェンダーのなかの代表的なシリーズについていくつか紹介させていただきたいと思います。

ここも実際初めのうちはあまり気にしなくても良い部分ではありますが、事前情報として知っておくと、サウンド面などでも長く使っていける一本に出会うことができるかもしれません。

生産国の違い

フェンダーの楽器は、主に「アメリカ製(USA)」「日本製(Japan)」「メキシコ製(Mexico)」の3つの国で作られています。

アメリカ製(USA)

Theフェンダーベースが欲しいならやはりUSA製のモデルを買うのがおすすめです。

ボディ・ピックアップ・ネックと随所にこだわりが詰まっているUSAモデルはまさに現地ならではといった楽器を多く取り揃えています。

一番高いものだと「Custom Shop」というシリーズがあり、世界中の一流アーティストがこぞって使っている世界最高峰の楽器が数多く発売されています。

海外製ということもあり、日本で購入する際には関税がかかっている分値段は張ってきます。

安いものでも予算は10万円以上を考える必要があります。

しかしそれだけ魅力の詰まった楽器であることは間違いありません。

日本製(Japan)

もともとは日本のみで販売されるために作られたシリーズなのですが、その作りの良さから正式なシリーズにまで上り詰めました。

物づくりに特化した日本の技術力とフェンダー社のノウハウを掛け合わせた、安心感がありながらもフェンダーブランドを堪能できるシリーズです。

基本的な楽器の使用はUSAと同じ仕様になっているにもかかわらず、日本での生産のため関税がかかっていないことから、USAと比べると非常にリーズナブルな価格帯で購入できるというのも魅力の一つですね。

物づくり大国「日本」の技術力が存分に発揮され、中には「USA製よりも安心して使える」という人もいるほど、楽器自体の完成度には非常に定評があります。

価格も10万円弱くらいのモデルでも、趣味で音楽を楽しんでいく分には当分困らないようなクオリティの楽器を手に入れることができるでしょう。

初心者の方やこれからベースを購入される方には是非おすすめしたいシリーズです。

メキシコ製(Mexico)

アメリカの工場で作られているパーツが使われており、その点ではUSAとなにも変わらないながらも、組み立てがメキシコで行われているという理由から、USAよりも程価格帯で購入できるシリーズとなっています。

メキシコ製は作りが雑と言われることもあるようですが、実際にはそんなことはなく、本社であるUSAの監修のもとしっかりとした製品が作り出されています。

経験者の中には「メキシコ製は良い堀大物がある時がある」ということを言う人もいて、上の2つに比べると個体ごとのクオリティのばらつきはありながらも、良いものはかなりのクオリティの楽器もあり、しかも低価格ということから人気の高いシリーズです。

個性ごとのシリーズ

スタンダード

定番のベースが欲しいという人は迷わずこの「スタンダードシリーズ」がおすすめです。

良くも悪くも「これぞフェンダー!」という仕様と音で、尚且つ今の音楽シーンに合わせて最新の技術も搭載していっている、まさに1本目にはもってこいのベースです。

価格帯もそこまで高くはないので、長く使っていける1本が欲しいという方にはおすすめです。

クラシック

エレキベースの最盛期ともいえる60年代の雰囲気や仕様を再現して作られているのがこのシリーズです。

本物の60年代のベースを手に入れようと思ったら、何百万というお金が必要になってしまいます。

ですがこちらは値段を抑えながらも、最新の技術で塗装のハゲや傷などを再現する「エイジド加工」を施してあったり、このシリーズ独自のピックアップで温かみのあるサウンドを実現できたりと、ヴィンテージ志向の方にはたまらないシリーズとなっています。

アメリカン・エリート

昔ながらの良さは残しつつ、フェンダーの技術を詰め込んだ革新的なシリーズです。

ピックアップなども最新の技術によって作られ、豊かなサウンドを奏でることができます。

プレイアビリティの面でもネックの形状などを見直し、さらに弾きやすく改良されたまさに誰が使っても使いやすいシリーズとなっています。

アメリカン・オリジナル

昔ながらの良さを追求したシリーズで、1951年に誕生したプレシジョンベース、そのご1960年に誕生したジャズベースの使用をそのままに再現したのがこのシリーズです。

その頃の楽器を現代に新品として演奏することができるというのはさすがフェンダーといったところですね。

ボディの形状や大きさ、ネック、ピックアップ、サウンドキャラクターなど、随所のスペックがあの頃に輝いていた楽器たちを再現しており、自分で弾きながら一緒に育っていける魅力のあるベースです。

ジャパン・トラディショナル

価格を抑えながらもしっかりとした作りのベースを求めるならこのシリーズがおすすめです。

アメリカ製よりもお求めやすい価格帯で作りの良さはさすが日本製というほどしっかりしており、初心者向けフェンダーベースの決定版と言っても良いシリーズです。

日本製ではありながら、フェンダーの技術をふんだんに生かしており、初心者はもちろん経験者も納得のベースではないでしょうか。

プレイヤー

フェンダーのエントリーモデルとして新たに生み出されたシリーズです。

価格帯をグッと抑えながらも、フェンダーの名に恥じないプレイアビリティとサウンドを実現しています。

これからベースを始めたいという人は絶対に弾いてみてほしいシリーズです。

おすすめフェンダーベース

それでは、これらの情報を踏まえておすすめのベースを何本か紹介させていただきます。

Fender プレイヤー ジャズベース/プレシジョンベース

10万円を切る低価格でフェンダーブランドを手に入れられるとして初心者の方々に非常に人気の高いのがこのベースです。

あまり安い楽器はチューニングの正確性や作りの甘さからあまりおすすめされませんが、こちらのベースはフェンダーの名に恥じぬしっかりとしたサウンドと作りで、初級者から初めても中級者以降まで安心して使っていける一本です。

カラーバリエーションも豊富に取り揃えており、自分の好みの見た目のものにきっと出会えるのはないでしょうか。

Fender MIJ ハイブリッド50s プレシジョンベース

フェンダーの中でも最高峰であるカスタムショップシリーズの製作をする人たちの中には、「マスタービルダー」という最高峰の製作者たちがいます。

そのマスタービルダーたちの指揮によって生産された日本製のフェンダープレシジョンベースです。

カスタムショップの中でもトップに君臨する職人たちのノウハウが惜しげもなく取り入れられながらも、生産国が日本ということで、非常に優れたコストパフォーマンスを実現しています。

本格派のプレベサウンドを求めるならこの一本です。

Fender MIJ トラディショナル70s ジャズベース

70年代のスタイイルを再現したフェンダーベースの中でも代表的な一本と言えるベースです。

ジャズベースなので幅広いサウンドメイクや高いプレイアビリティを誇りながらも、70年代らしい引き締まったサウンドが魅力的です。

価格も10万円弱とそこまで高額なラインではありませんので、初心者の方でも少し頑張れば購入を検討できるラインではないかと思います。

日本製ですので作りも非常にしっかりしており、一度購入すれば長く付き合っていける一本です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

全てのベースプレイヤーの憧れであるフェンダーブランド。

世界最高峰のブランドながらも、初心者の方でも手の届く価格帯の楽器も多く発売されるようになり、昔よりも手にしやすくなりました。

もちろん上を見れば何百万円とする高級ベースもたくさんありますが、比較的安価なモデルでもしっかりとフェンダーブランドならではの技術とノウハウを感じられるものばかりです。

これからベースの購入を検討されている方は、このように比較的安価にフェンダーブランドを手に入れることができる今の時代だからこそ、この最高峰のブランドの購入を検討してみてはいかがでしょうか。

藤原 佑貴

藤原 佑貴YUKI FUJIWARA

5年間様々なライブ経験を経て、24歳で音楽講師としての会社に所属。3年間ワンマンライブやレッスンノウハウを勉強したのちMUZYXを設立し、当サイトを通じてバンドの練習に役立つ情報を発信しております。

 

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