エレキギターは基本的にはアンプに繋いで弾きます。こちらではカンタンなアンプの使い方を紹介していきます。
※アンプによって異なる場合があります
必要なもの
- アンプ
- シールド
アンプは家庭用の小さいものもありますので用意しましょう。
またアンプとギターを繋ぐコードも必要です。こちらはシールドと言います。
繋ぎ方
まずはシールドをギターに繋ぎましょう。ギターのおしりのあたりにシールドが差さるジャックがあると思いますので、さしこみます。
続いてシールドのもう片方を、アンプの「INPUT」と書かれているジャックにさします。
電源を付ける時の注意
ギターとアンプを繋いだらアンプの電源を付けるのですが、この時に必ずアンプ側のつまみを全て0にしてから電源を付けて下さい。
音が出る状態で電源を付けるといきなり大きな音が鳴ってアンプが壊れてしまうことがあります。
音の出し方
それでは早速音を出していくのですが、ボリュームを上げるのは最後です。
- まずはボリューム以外のつまみ【TREBLE・MIDDLE・BASS・GAIN】などを、大体12時くらいまで上げましょう。(この時点ではまだ音は出ません)。
- 続いて、ギター本体のボリュームを上げていきます。ギターのボディにつまみがいくつかついていますが、全て時計回りに最大まで回して下さい。
- 最後にアンプのボリュームを上げていきます。【Volume・Level】などの表記になっていると思います。
ここで注意したいのは、アンプによってはちょっとボリュームを出しただけでも大きい音がなってしまうものもあります。
ボリュームはいきなり12時まで上げずに、右手でギターの音を適当に鳴らしながら、左手で少〜しずつボリュームをちょうどいいところまで上げて行きましょう。
音が出ない時
この手順通りにやったのにアンプから音が出ない時の理由は以下3つのことが考えられます。
- シールドが上手く刺さっていない
- ギター本体のボリュームが0になっている
- アンプ・シールド・ギターの故障
特にシールドに関しては、しっかりと根本まで刺さっていないことがあるので確かめたいのですが、
音が出ない時に必ず注意したいのは、必ずボリュームを0にしてから確認をしましょう。
「アンプのボリューム上げたのに音が出ない!?」と思ってよく見たらシールドがゆるゆるだったので、そのまま深く差したらアンプからボンッッ!!と爆発音が・・!!
というケースはよくありますので、気をつけましょう。
各つまみ
アンプによって表記や付いているツマミは異なりますが、一般的なものについて紹介していきます。
- VOLUME(ボリューム)
音の大きさを上げる - TREBLE(トレブル)
高音域を上げる - MIDDLE(ミドル)
中音域を上げる - BASS(ベース)
低音域を上げる - GAIN(ゲイン)
音が歪む(DISTORTION(ディストーション)OD(オーバードライブ)のツマミも同様)
ボリューム以外のツマミは、大きくしても音が大きくなることはないので、まずは12時の位置に全て合わせて、弾きながらそれぞれのツマミを変えてみて、音を確かめながら好きな音を作っていきます。
これだけは絶対にダメ!
アンプを扱う上で絶対にやってはいけないことがあります。
それは、「ボリュームが上がった状態でアンプをON/OFFする」ということです。
アンプの故障の原因の多くは、電源のON/OFFの時に起こってしまうことが多いです。
「早く練習がしたくて、電源をつける前にボリュームつまみが0になっているかを確認しなかった」「練習が終わったら、その勢いでいきなり電源をOFFにしてしまった」など、ここの時に確認を怠ることで大きな故障の原因が生まれます。
最悪、自分が使っている家庭用のアンプが壊れるというのは自分だけの問題ですが、これが練習スタジオやライブハウス、借り物のアンプだったら…
スタジオやライブハウスで使っているアンプは非常に大型な分値段も高価ですし、それがビンテージアンプなんていうプレミア的なものが置いてあるところもあったりします。
お金で弁償できても数十万円、さらには値段で変えられないなんてものを壊してしまう可能性もあります。
もちろん脅しているわけではありませんが、アンプの電源をつけたり消したりする際にはそのくらい責任を持っておくべきなのです。
「ボリューム確認→電源」を習慣づけよう!
手順を追ってアンプの使い方を説明してきましたが、最初のうちはやること、気をつけることが多すぎて正直混乱してしまう人、すぐには覚えられない人が多いのではないかと思います。
かといって、アンプを使わずに練習するというのは上達を遅らせてしまいますし、自宅用でもアンプを必ず使うことによってだんだんと機材の使い方を覚えることができます。
安全に正しくアンプを使っていけるように、特に初心者の方は今から書くたった一つのことを気をつけるようにしてみてください。
それは、「ボリューム確認→電源」という手順です。
「アンプの電源を触る前には、必ずボリュームのつまみを触って0になっていることを確認する」という点だけしっかりと実行できれば、そうそう大きな音が出たりアンプが壊れてしまったりということはないはずです。
また、自宅用のアンプの使い方をしっかりとマスターすることができれば、スタジオなどの大きなアンプも基本的には使い方は同じなので、安全に大きなアンプを使用することができるようになるでしょう。
初めのうちは慣れないかもしれませんが、これからエレキギターをやっていく上で必ず覚えていかなければならないことですので、日頃の練習の中でアンプの使い方を習慣づけるようにしていきましょう。
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