エレキギター

ギターの構え方

ギターの持ち方まとめ!初心者必見の正しい持ち方&かっこいい構え方

「ギターってどうやって持てばいいの??」

ギターを始めて一番にすること。それは「ギターを持って構える」ということですね。

しかし、初心者の頃にはもちろんギターの持ち方も分からないので、見様見真似でとりあえず持ってみますが、なんかしっくりこないなんてことも。

実はギターの持ち方は決まっていなく、人それぞれ自由です。しかし「弾きやすいフォーム」というものは存在します。

なので初めはしっかりとした基本のフォームを身につけて、後々に自分のスタイルに変えていくのがオススメです。

 

というわけで今回は、初心者でも分かりやすい「ギターの持ち方」についてまとめてみました。

【弾きやすい基本フォーム】【座って弾くスタイル】【立って弾くスタイル】と、それぞれ分けて解説していきます。

是非参考にして正しくかっこよく、自分のスタイルを見つけていきましょう。

(記事中では右利きのケースで紹介しています。左利きの場合にはそのまま左右反転してご覧いただければOKですが、【レフティ専用ギター】が必要です。)

弾きやすい基本の持ち方

ギターを始めたての頃には、まずは椅子などに座ってギターを練習します。

立つよりも座って弾いた方が弾きやすいですし、長時間練習する際には座った方が疲れにくいですね。

ステップに分けて解説していきますので、順番にチェックしていきましょう。

  • 6弦を上にする
    ギターには弦が6本張ってあると思いますが、一番太い弦(6弦)が上にくるようにします。
     
  • 右足の窪みに乗せる

    ほとんどのギターはひょうたん型になっているので、その窪みの部分を右足の上に乗せます。

     
  • ネックを前に出す

    ギターの弦を押さえる左手の部分は、真横ではなく少し前に出して持ちます。

    画像のように、大体45度くらいの角度を付けましょう。

    駄目な例としては、以下のように並行に持ってしまうこと。

    この体勢ではかなり弾きにくいので、必ず前に出すようにしてみてください。

    前から見てこのようになればOKです。

     
  • アコギも一緒です

    エレキギターもアコースティックギターも基本的なギターの持ち方は同じです。

    足の上に窪みがくるようにして、左手を少し前に出すように持ちましょう。

     

座るスタイル

練習中はもちろん、弾き語りライブをする時など座って弾くシーンは多くあります。

座って弾く場合にもいくつかのスタイルがありますのでチェックしていきましょう。

通常の構え方

普通に椅子に座って構えるスタイルです。

そのままでも問題ありませんが、右側(弾く方)の高さが少し落ちぎみになってしまって弾きにくい場合には、画像のように右足のカカトを上げて椅子に固定しておくと弾きやすくなります。

右足を組む

一番安定するのは右足を組む持ち方です。

足を組んだところにギターを乗せることでギターの高さが上がるため、ギターも見やすくなりますし安定して弾けます。

また、練習ではなくアコギ弾き語りなどで「座ったまま演奏」する場合には、このフォームの方がキレイに収まるので見栄えも良くなりますね。

左足を組む

左足を組んで左足に乗せる持ち方。

左側の高さが上がるのでより指板が見やすくなり、フォークギターやアルペジオ奏法をする時に使われることもあります。

しかし、エレキやアコギでこの持ち方をするのはあまり見たことがないので、基本的にこのフォームでは弾きません。

あぐらをかく

椅子がない場合で、床に座って弾く時には基本あぐらをかいて弾くと安定します。

自宅での練習はもちろん、路上や、花見、海など外で弾いている人は大体このスタイルですね。

駄目な例

続いて、座って弾く際のあまりよくない弾き方も見ていきましょう。

まずは左手が下がりすぎてしまうパターン。

この画像はかなり大袈裟に下げてはいますが、初心者の方で練習に集中していると段々左手が落ちていってしまうことがあるので注意ですね。

続いて、ギターを寝かせてしまう持ち方です。

見やすいからと言ってこの持ち方をしてしまうケースもありますが、これでは弾きにくいです。

また、この角度だと立った時に弾けなくなってしまうので、かならずギターはまっすぐ立てて持ちましょう。

最後に、地面に座って足を投げ出して練習するパターン。

こちらも大袈裟ですが、練習に疲れたお子様がたまにこんな体勢になっています。(笑)

 

これらはよくありがちなケースをあげましたが、段々と楽なフォームになって練習していると癖になってしまうので、初めは正しく持つようにしていきましょう。

立つスタイル

ギターを弾くのに慣れてきたら、立って弾く練習もしていきましょう。

ライブでは立って弾くことがほとんどですし、角度や位置も変わるので初めは難しいかもしれません。

というわけで続いては立って弾くときの様々なスタイルを、メリット・デメリット合わせて紹介していきます。

ストラップをつけよう!

立って弾くにはストラップが必要です。

安いものだと1,000円くらいから売られていますので、用意しておきましょう。

スタンダード

立って弾くスタイルの中でも一般的な基本的な持ち方です。

ストラップの長さを変えることが出来るので、ギターが下腹あたりにくるように調節することで、見栄えと弾きやすさ両方を備えた持ち方が出来ます。

オールジャンル対応できますし、特にこだわりが無ければ初めはこの位置からギターを持ちましょう。

また、ギターの角度もこれくらいがスタンダードですが、かなり斜めにしたり並行に持つケースもあります。

スタイルは人それぞれですが、一番弾きやすいのは一番上のスタンダードタイプになります。

ハイポジション

ストラップを大きく縮めて、ギターの位置を胸の近くまで上げる持ち方です。

座った時と同じくらいの位置にギターがくるので難しいフレーズも弾きやすくなります。

「ギターを上げすぎるのはかっこよくない」と思われがちですが、リードギターで「ピロピロ」と難しいフレーズやソロを弾く場合には、この構え方をする人も多いです。

いわゆる「見た目よりも技術を魅せる」というスタイルで、結果見た目もかっこよく見えてきます。

逆に、コード弾きなど簡単なフレーズをこのスタイルで弾いてしまうのは「初心者感」が強く出てしまうというデメリットもあるかもしれません。

ロックスタイル

ストラップを大きく伸ばして、腰あたりにまで下げる持ち方です。

ロックを中心にこの構え方をすることが多く、見た目もかっこよく見えますし「弾けそう感」も出すことができますね。

デメリットとしてはかなり弾きにくいということ。押さえる位置も弾く位置もギリギリなので届きづらいですし、ギターがどうしても斜めになってしまうので、ピッキングの角度も変えないといけません。

また、リードギターでソロが多かったりしたらとても大変ですね。

ロックなどでバッキングギター(コード弾き)が中心の場合や、「演奏よりも見た目だぜ!」という人には好まれる構え方です。

その他の構え方

上記ではストラップの長さによっての違いを見てきましたが、演奏中は棒立ちではなく、いろんな体勢でギターを構えるとよりかっこよく見えると思います。

例としては足を前に出してみたり、広げてみたり、ソロの時には片足重心にしたりなど。

これらは一つに絞るのではなく、曲に合わせて演奏中に動けるようになると、聴覚だけでなく視覚でも表現できるようになります。

自分らしい持ち方を見つける3つのポイント

ここまで様々な持ち方を紹介してきましたが、弾きやすさを重視したり、見た目を重視したりと、人によってギターの持ち方・構え方は違います。

続いては、そんな「あなたに合ったスタイル」を見つけるために知っておきたい3つのことをまとめてみました。

こちらもチェックしていきましょう。

一番しっくりくるポジションを探す

正しいフォームをしっかりと覚えた上で、自分が一番弾きやすいフォームを探していくのも大事です。

なぜなら、人によって性別も身長も体格も性格もなにもかもが違うから。

「正しいフォームはこうだけど、自分は手が小さいからこう持とう」

というように、より弾きやすい持ち方を探してみるのも、個人的にはアリだと思います。

(ただし、それは基本(正しいフォーム)を知った状態で行いましょう。)

鏡を見ながらチェック

ギターを弾いている時に、ギターを弾いている自分を見ることは出来ません。

自分では正しいフォームが出来ていると思っても、周りから見たら「なんか変だな」と思われるかもしれません。

なので、持ち方がしっくりきているかを確認するためにも、是非鏡を見ながらフォームをチェックしてみましょう。(スマホで動画を撮ってみてもいいですね。)

また、立って弾く練習もしっかり鏡を見ながらチェックしましょう。

「ナルシストに思われるかも・・・」

と意識しない人もいますが、ステージに立ったら多くの人に見られます。

その時にどうせならかっこよく見せたいですよね。逆に、棒立ちになっていたら「演奏が上手くても魅力に感じない」と思われてしまったらとても勿体ないです。

好きなアーティストを参考にしよう

一番はやはり「かっこいい!」と思う好きなアーティストを見て、それを真似するところから始まります。

特に好きなギタリストがいない人も、一度好きなアーティストのギターに注目してみましょう。どんなギターを使っていてどのような持ち方・構え方をしているかとても参考になります。

中にはとても上手いのに膝くらいにまでギターを下げていたり、かなり上のポジションで持っているのにかっこいいギタリストも多くいます。

 

注意点としては、そのまま真似をしないこと。やはりその人とは体格も違うので、そのまま真似るのではなく、色んなギタリストを取り入れて自分だけのオリジナルの持ち方を探してみましょう。

まとめ

最後にギターの持ち方・構え方をまとめていきたいと思います。

まず、毎日の練習での正しい持ち方は以下の通り。

  1. 椅子に座る
  2. 足にギターの窪みを乗せる
  3. 左手を前に出す

椅子に座って弾くときには右足を組んで持つと安定して弾けます。

ギターの角度も斜めになりすぎないように、自然な角度で持てるようにしましょう。

 

立って弾く時には、ストラップの長さによってフォームを変えることができます。

どのジャンルでも弾き方でもこなせるスタンダードな位置は、下腹あたりにギターがくるように持ちます。

画像は棒立ちですが、演奏中は足を開いたりして動きを見せると、見ている側も飽きずに楽しく見られます。

 

ギターの持ち方は人それぞれで、決まったカタチはありません。

「正しい(弾きやすい)持ち方」はありますが、人によっては弾きやすさよりも「見栄えの良い持ち方」を選ぶのもアリです。

ファッションも一緒ですよね。「機能性」と取るか「見た目」を取るか、正解はありません。

是非あなただけのフォームを探していきましょう!

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