エレキギター

チョーキング

【チョーキング・解説動画1】

チョーキングとは弦を引っ張り上げながら弾くことで「ギュイーン!」と音を出す方法。THE・エレキギターといったロックの定番奏法です。

楽にチョーキングが出来る弾き方とコツを解説していきます。

【チョーキング・解説動画2】

チョーキング練習のポイントと、4つのチョーキングを分かりやすく解説しています。

練習フレーズ

【1音チョーキング】
1音上がるようにチョーキングします。しっかりと1音上がっているか、2フレット先を弾いて確かめながら練習しましょう!

【半音チョーキング】
半音(1フレット分の音程)を上げるチョーキングです。1音チョーキングと交互のフレーズでそれぞれの違いを感覚で分かるように練習していきます。

【ダブルチョーキング】
3・4弦を一緒にチョーキングしていくフレーズです。両方の弦が同じだけ上げるように注意して!

【ユニゾンチョーキング】
2本押さえて片方だけチョーキングしていきます。チョーキングする弦がしっかりと1音上がるように意識してみましょう。

様々なチョーキングを織り交ぜた総合ロックフレーズです。こちらが弾けるようになると様々なギターソロが弾けるようになります。

チョーキングとは

押さえた弦を引っ張り上げながら弾くことで「ギュイーーン!!」という音が出る奏法です。

ギターソロにも多く使われますし、これが出来るようになるとまた一つレベルが上がった気持ちになります。奏法自体はシンプルなので練習していきましょう!

楽譜の読み方

楽譜を見てみましょう。チョーキングには「C」と「D」の表記があります。

  • 【C:チョーキング】弦を上に持ち上げます。
  • 【D:ダウンチョーキング】弦を下方向に引っ張ります。

上に向かって上げるか、下に引っ張るかの違いがあります。

チョーキングのポイント

チョーキングは弦を引っ張り上げるのですが、1本の指ではとても上げるのが難しいので、人差し指・中指・薬指の3本の指で支えるととっても簡単に上がります。

初めはちょっと怖いかもしれませんが、チョーキングで弦が切れることはほぼないのでグイっと持ち上げて感覚を確かめていきましょう。

ネックの握り方

ネックの握り方は大きく2つあります。

  • クラシックスタイル:親指が飛び出さないように押さえる
  • ロックスタイル:握り込むように親指を出して押さえる

これまではクラシックスタイルで練習してきたと思いますが、チョーキングに関してはロックスタイルの方がしやすくなります。

(クラシックスタイルだと指だけのチカラで上げなくてはいけないのですが、ロックスタイルにすることで手首をねじるチカラも合わさり楽に上がります。)

4つのチョーキング

チョーキングには4つの種類がありますので、一つずつ解説していきます。

1音チョーキング【C・D】

1音チョーキングはその名の通り、チョーキングして音階を1音分あげます。

「1音=2フレット」なので、まずはチョーキングするフレットの2フレット上げたところを弾いて音を確認。「同じ音になるにはどこまで上げればいいかな」と確認しながら練習しましょう。

1音だと上の弦に指が当たるくらいグッと持ち上げないと届きません。3本の指と手首の返しを使って練習していきましょう。

半音チョーキング【HC・HD】

譜面上で「H」が付いていますがこれはハーフという意味ですね。半音だけ上げるチョーキングなので、1フレット上げた音までチョーキングしましょう。

ダブルチョーキング

ダブルチョーキングは2本の弦を同時にチョーキングする奏法です。両方の弦が同じだけ上がるように練習していきましょう。

ユニゾンチョーキング

ユニゾンとは「同じ音」という意味。こちらも2本弾くのですが、1つの弦は普通に弾き、もう一つの弦を1音チョーキングすることで同じ音になります。

チョーキングしない弦は人指し指で押さえるので、チョーキングする指は薬指・中指になると思います。2本の指でチョーキングするのでちょっと大変かもしれませんが、練習していきましょう。

音程(ピッチ)をシビアに!

このチョーキング という技術、弦を引っ張り上げるだけであれば正直誰にでもすぐにできる技術です。

しかし、実はこのチョーキング という技術は非常に繊細な技術です。

何が繊細なのかというと、「音程(ピッチ)」を正確に保つということが非常に難しく重要だということです。

ギターという楽器にはフレットという部品が付いています。

このフレットがついていることで、音と音の境目をはっきり分けさせていて、違う言い方をするとフレットがあるおかげで「ドとド#の境目の音」というのは出ないようになっています。

しかし、このチョーキング という技術に関しては、音と音の境目が取っ払われるので、その2つの音の間の音が出るようになります。

一見「多彩な音が出ていいじゃん」というようにも見えますが、その分狙った音にぴったりと合わせていくのは難しくなります。

少しでもチョーキング が強かったり弱かったりして、狙った音からズレてしまうと「なんか気持ち悪い演奏だな〜」というように下手に聞こえてしまいます。

初めのうちはチョーキング 後の到達するべき音(一音チョーキング →2フレット上/半音チョーキング →1フレット上)の音を弾く前に鳴らしてみて、「自分はここの音までチョーキング するんだな」というのを確認してしっかりと音を聞きながらチョーキング するように練習してみてください。

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