ギターを弾く準備が出来たらさっそく「ドレミ」から実際に弾いてみましょう。
実際にギターをお持ちになって、一緒に弾きながらご覧になってみてください。
ドレミの演奏動画です。合わせて一緒に弾いてみてください。テンポが速いようでしたら初めは再生速度を0.75倍くらいにして徐々に速度を上げていきましょう。
覚えた音階を使ってかえるのうたを弾いてみましょう。
続いてチューリップを弾いてみましょう。ゆっくりでもいいので正確に弾けるように練習していきます。
ギターを始めようと思ってまず思いつくのが「ドレミ」ですよね。
ピアノでも「ドレミファソラシド」を弾くところから始まりますし、音階を覚えるのは楽器を練習する”初歩”というイメージがあります。
しかし、ピアノでドレミを弾く場合には白い鍵盤を順番に弾いていくだけでいいのでとても簡単ですが、ギターとなるとひと目見ただけではどの位置が”ドの音”なのかも分からない・・・。
そう、ギターでドレミを弾くのはちょっと複雑で、覚えるのも弾くのも始めは難しいかもしれません。
というわけで今回はそんな「ギターでドレミを弾くポイント」を、以下の3つの構成でまとめてみました。
一見難しそうなドレミですが、実際にはちょっとしたポイントさえ押さえてしまえば、誰でもすぐに、1日で弾けるようになります。
まだギターを買ったばかりの初心者の方でも分かりやすいように専門用語も省いて解説していきますので、是非ご覧ください。
(この記事ではエレキギターで解説をしていますが、アコースティックギターでも弾き方は同じです。)
それではさっそく、楽譜を見ながらドレミを弾いていきましょう。
楽譜の読み方も一緒に解説していきますので、実際にギターを持ちながら練習してみてください!
こちらがギターで弾くドレミファソラシドの”TAB譜”と呼ばれるものです。
楽譜というと音符が並んでいるイメージがありますが、ギターには簡易化された「TAB譜(タブフ)」が使われるので、こちらを覚えていきましょう。
まずTAB譜には6本の横線が引かれていますが、こちらは「弦」を表しています。一番上が1弦、一番下が6弦となっています。
弦で言うと、一番太い弦が6弦・一番細い弦が1弦になります。
続いて音符の部分に数字が並んでいますが、こちらは「押さえるフレット」を表しています。
フレットとはギターに埋め込まれている金属の部分ですね。上から順番に1・2・3と数えます。(0と表記されている場合には、何も押さえずに弾きます。開放弦とも呼びます。)
TAB譜を見ると、一番初めには「上から5本目の線に3」と書かれているので、「5弦の3フレットを押さえる」ということになります。こちらがドの音ですね。
続いて【レ】の音は、弦が変わって4弦の0フレットです。何も押さえないで4弦をそのまま弾いてみましょう。
その繰り返しで、TAB譜を見ながらドレミファソラシドを弾いていきます。
続いては、弾く際のポイントを紹介します。
弦を押さえる時に人差し指だけで弾いてしまいがちなのですが、押さえる指は担当が決まっています。
全て同じ指で押さえてしまうと見た目もよくありませんし、指がアッチコッチに行ってしまうので速く弾くことが難しくなってしまいます。
指を決めることで楽々とスムーズに、かっこよく弾くことができます。
手を浮かせながら弾くと不安定になり、間違った弦を弾いてしまうミスが出やすくなってしまいます。
弾く方の手の「手刀の部分」を、ギターの端にある【ブリッジ】というところに付けて、手を固定させた状態で弾くようにしましょう。
この時、手が弦に当たってしまうと音がミュートされてしまいますので、弦に触れないギリギリのところに置くように注意しましょう。
弾く時には下・上・下・上と交互に弾いていきましょう。(これをオルタネイトピッキングと言います。)
全部ダウンピッキングで弾いてしまうと、速くなってきたときに追いつかなくなってきます。
このオルタネイトピッキングはギターをしていく上でたくさん出てきますので、練習していきましょう。
ある程度弾けるようになってきたらドレミだけで弾ける曲に挑戦してみましょう。
記事上の練習フレーズにある「かえるのうた」「チューリップ」などが定番ですね。
始めはゆっくりで構いませんので、確実に弾ける速度で丁寧に練習していきましょう。
ピアノであれば白い鍵盤を順番に弾いていくだけでドレミが弾けるのでとてもシンプルで覚えやすいですよね。
しかしギターに関しては上記画像のような音階の並びになっています。見ただけではなんのことかサッパリ分かりません・・・。
ですが、ギターの音階は読み方や法則が分かってしまえばカンタンに覚えることができます。
続いてはギターの音階についてまとめていきますので、こちらもチェックしていきましょう。
ギターの音階の画像を見て分かるように、なぜか「ドレミ」の音階が見当たらず、「ABC」と言ったアルファベットで書かれています。
日本人が一番馴染みのある音階の読み方は「ドレミ」ですが、実はこの「ドレミ」はイタリア語での読み方となります。
ギターでは音階をイタリア語ではなく英語で呼ぶので、実際は以下のようにアルファベットで表記されています。
ちなみにドの音にあたる音は、英語ではAではなくCになります。なので、ギターで置き換えると「ドレミファソラシド」は「CDEFGABC」となります。
なので、「Cを弾いて」と言われたら「ドのことだな」となんとなく理解しておくと分かりやすいと思います。
ギターを始める上では「ドレミ」の表記は出てきませんので、アルファベットで覚えていくようにしましょう。
ギターのドレミの場所を覚えるには、全ての場所を暗記するよりも「数え方の法則」を覚えてしまうのが一番効率が良いです。
とてもカンタンですので、ご安心して気楽に読み進めてみてください。
まずは音階を分かりやすく説明するために、ピアノの鍵盤で見てみましょう。
よく見ると、CDEFGABと並ぶ白い鍵盤以外にも黒い鍵盤がありますよね。
実はCとDの間には「C#」という音があります。#(シャープ)とは「半音高い」ということを指します。
つまり、Cを半音上げるとC#となり、そこからもう半音上げることでDとなるんですね。(半音2回分の差を全音という)
ちなみに、EとF・BとCの間に#はありませんので、「Eを半音上げたらF」となります。
この並びを覚えた上で、ギターではどうなっているのか、5弦の音階を例にして見てみましょう。
5弦の開放弦の音階は「A」となっていて、フレットが1つ上がると半音上がるという仕組みになっています。並びだけだとピアノの鍵盤と同じことがわかりますね。
「ピアノの鍵盤」と照らし合わせて数えていくと、
という風に、5弦だけでもドレミを弾けることがわかります。
【青→低い音階・オレンジ→通常の音階・緑→高い音階・赤→さらに高い音階】
ギターはこのように、弦によって同じ音階が重複しています。
例えばドレミは「5弦3フレット」からでも弾けますし、「6弦8フレット」もC(ドの音)なので、そこから弾くことも出来るんですね。
また、表を見ながらオクターブ高いドレミも探すことができます。
基本的にはこの表を丸暗記するのではなく、開放弦の音階(6弦からEADGBE)だけを覚えておいて、そこから数えられるようにしておけば「どこの音がなんの音なのか」を探せるようになり、必然的に指板上全ての音階を覚えることができます。
ギターでドレミを弾く方法などを解説してきましたが、そもそもギターでドレミを弾くことは、実際にはほぼありません。
理由としてはギターは「ドレミ」ではなく「ABC」と英語表記だからでしょうか。「CDEFGABを弾いて!」と言われることも、そのような楽譜も見たこともありません。
また、ピアノは単音で弾いても様になりますが、ギターはジャカジャカと弾くイメージがあるので、「ドレミ」や「かえるのうた」を弾いてもあまりかっこよくないかもしれません。
しかし、それでもやっぱりドレミを練習する意味はいくつかあります。
続いてはドレミを練習するメリットを解説していきますので、チェックしてみましょう。
ドレミは耳馴染みがある音階なので始めはドレミを使って練習するのはわかりやすいと思います。
初心者の場合にはギターが難しいイメージがあると思いますので、まず始めにドレミを弾くことで「弾けた」という成功体験がすぐに出来るのは良いところのひとつですね。
ギターの音階をズラッと見た時にはなにがなんだか分からず混乱しそうになりましたが、始めにドレミをすることで
「ギターではどこを押さえて弾くとドの音がなるのか」
というように、ギターの音階をカンタンに覚えることができます。
「カエルの歌・チューリップ」など、日本人なら誰もが知っている「ドレミだけで弾ける曲」がいくつかあります。
「ギターを持ったその日に知っている曲が弾けた!」というギターの楽しさを体験できるので、やはりドレミを一番始めに練習するには最適だと思います。
ギターは弦が6本もあり、狙った弦だけを弾けるようになるのが重要です。
ギターで弾くドレミは5弦〜2弦までを使うので、意外と難しいために弾く練習や指を動かすトレーニングにもなります。
ギター初心者の方は是非まずはドレミから練習してみましょう。
ギターでドレミを弾く方法を最後にまとめていきたいと思います。
ドレミのTAB譜は以下の通り。
左から順番にドレミファソラシドと弾いてみましょう。
慣れてきたらもっと速く弾いてみたり、「ドシラソファミレド」と逆からも弾いてみましょう。
また、ギターでは「ドレミ」は「CDE」となります。
音階を英語で表すのは耳馴染みがないかもしれませんが、ギターを続けていく上でずっと使い続けるものなので少しずつ覚えていきましょう。
最後に、ドレミが弾けるようになってきたらコードの練習も始めてみてください。
ギターはコードが弾けるようになると色んな楽曲の伴奏が弾けるようになるので、楽しさもグンとアップします。
是非楽しみながら練習してみてくださいね!
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